現在、家庭用ゲームに最高値に挑戦中のPS5にまたもや悲報か?
ファイナルファンタジーの全作品が、Xboxに供給されるかも?
海外ではTGS(東京ゲームショウ)で発表とも言われています。
ちなみに現在、家庭用ゲーム機の最高値は1991年発売のPCエンジンLTです。
価格は99,800円で、PS5 Proがこれを陵駕できるかも、一部では注目されています。
さて、話を元に戻して、この件について思う事は、そりゃそうなる可能性も大いにあるわなですね。
99,800円には、及ばないとしても約8万円のゲーム機はないでしょ?
ここで主要ハードやプラットフォームについて整理しようと思う。
・約8万円
・独占タイトルは弱くて少ない
・ゲーミングPCに向けた独自プラットフォームを持たない
・約6万7千円
・独占タイトルは弱くて少ない
・ゲーミングPCに向けた独自プラットフォームを持つ
・約3万8千円
・強力な独占タイトルを自社で多く持っている
・ゲーミングPCに向けた独自プラットフォームを持たない
・Steam Deckが約10万円
・独占タイトルは弱くて少ない
・ゲーミングPCに向けた独自プラットフォームを持つ
こう見るとそれぞれに独自の強みが見えてくる。
XboxとSteamは本体を買わなくてもゲーミングPCを持っている人にアプローチできる。
アプローチする導線がハード以外にある。
二系統のチャネルがある。
同じ二系統のビジネスモデルだが内容は異なっている。
Xboxはハードがやや安めで、PC向けのプラットフォームはサブスクだ。
Steamはハードが高め、と言うか家庭用と銘打っていれば最高値の価格になる。
そしてPC向けのプラットフォームは、基本は買い切りになっている。
Switchは、手ごろな価格とマリオやゼルダなどの独自IPによる独占タイトルが他の追随を許さない格好だ。
これに対して、PS5の環境は良いところがまるでない。
強いていうなれば、Steam Deckより安いことぐらいだ。
確かに、スペック的なうんちくは色々とあるだろうが、Switchの成功を見れば、スペックのプライオリティは、それほど高くないと思う。
ソフトメーカーとしては、PS5に自社のAAAタイトルを優先的に供給するのかは慎重にならざるを得ない。
それに往年のファンを巻き込むことができるシリーズもののIPを、PS5に供給してもそれほど期待できないと判断しても無理はない。
ここまでの話をもとに、今回のスクエニの海外の噂の件を考えると、冒頭の一言に尽きる。
そりゃそうなる可能性も大いにあるわな
さらに言えばPS5に関わることで、デメリットも大きい。
PS4、PS5のマルチで発売したFF7リメイクは700万本を売れたと言われています。
これに対してPS5独占で発売したFF7リバースは未発表だが、200万本程度と言われています。
三部作の二作目は売り上げが落ちる傾向を踏まえて、PS5の普及台数から見れば決して悪い数字ではないと思う。
FF16に至っては300万本を売っているのだから、売れた方だと言っても良いと思う。
しかし、世間では大爆死と揶揄される。
これがPS5と関わることのデメリットだ。
FFは開発費が莫大なので、十分に回収できたかと言われれば難しい。
しかし、PS5独占にしなければ、評価はもっと高かったと言わるのは十分にうなずける。
もし、XboxのサブスクにFFシリーズを供給すれば、明確な販売本数も問題にされず、売れていると言う雰囲気を作り上げれば、ブランドイメージを保つことも可能だ。
こう言った観点からもPS5は、ゲームメーカーにとってハイリスクなプラットフォームになってしまっている。
そして、PS5のすそ野が広がっていない現状を鑑みると、ローリターンな市場と言わざるを得ない。
そこに来て、約8万円の価格。
為替の関係上、日本だけの値上げと言えばそれだけだが、日本におけるすそ野が広がる可能性がさらに低くなったのは事実だ。
日本の人口は少子化と言えど1億2000万人を超えており、世界で10位前後を推移している人口大国である事は間違いない。
ゲーム人口も決してバカにはならない。
そこですそ野が広がらないのは、正直、良い話ではない。
ファンの中にはPS5 Proではなく、PS5 Liteを望む声も高まってきている。
もし、TGSでPS5 Proと同時にPS5 Liteが発表されれば面白いかもしれない。
それがなければ、今回のスクエニのような話は、真偽は別として今後絶え間なく出続けることになると思う。