今週末に大学時代の恩師の退官式を控えている。
式の前には短いが記念授業をするそうだ。
そして、さらにその前の前座として呼ばれてしまった。
先生には非常にお世話になったので断るはずもなく、なんとなくそれをわかって頼まれた気もしている。いい意味でそういう人だし。
さあ、何を話そうかというとまだ未定である。
相手としては、学部4年~大学院2年くらいが主のようである。
ぱっと思いついて王道そうなのが、
この辺りだろうか。
まず、大学生活の話だが現役大学生知らん先輩、しかもちょっとだけ上のやつの話をきいて面白いだろうか。バイトとかはそこそこ変わってたかつ、種類もこなしたけどほかの人の参考になるかはなあ。
次に就活の話。上に比べればまだこの場に即しているはず。しかし、学部4年や大学院2年がいるとすると就活は終えている人も多いだろう。終えた人からすれば就活の話なぞ、犬も食わないレベル。ちょっと微妙。
仕事の話。妥当っちゃ妥当だが、個人的に自分が学生の立場できくならおもしろくないと思う。新卒二年目に、やれ社会人とはとか、やれ仕事とはとか言われても、「はあそうですか」としか思えない。仕事の詳細や裏話ができればゴシップ的な興味は持ってくれるだろうが、信用問題になる。たぶん近い業界に入る学生もいるはずでこれはまずい。
あと、少し真面目な科学的な講義も悪くはないけどそれこそ自分が話す意味ないしな。
最後に趣味の話。一番ノリノリで話せるのは間違いない。将棋でも、競馬でも、お酒でも、ミステリーでも、なんならALISでも話そうと思えば話せる。が、一番不適。打ち上げの飲みの場までとっておくべし。
案外考えはじめると難しいお題だ。
今のところ、入社式の自分にかけるアドバイス的なので行こうかと思うが。うーん。
自分のほかにも前座をする人がいるそうなので、きいてみようかしら。
こういう時は再度目的を見定め、いい意味で妥協するに限る。
自分の後には記念授業が控えているということは最低限おさえて週末まで悶々と考えてみる。
どうぞよしなに