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【ご飯四方山】第二回:行きつけのお店を作ろう

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  • momon
  • 2018/11/26 05:20
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第二回:行きつけのお店を作ろう


やっほやっほー。「飯食いおじさん」こと、ももんです。

今回は「行きつけのお店」についてのお話。


皆さんは、「行きつけのお店」って持ってますか?


「いらっしゃい、◯◯さん!」

「おー、◯◯さん! 久しぶり!」

「いつものでいい? ◯◯さん!」


お酒好きでよく飲みに行く人なら、飲み屋のマスターが、来店してきた常連のお客さんを名前やアダ名で呼んで歓迎する……なんてシーンに遭遇したことが、あるのではないでしょうか。

親しげにマスターや従業員たちと歓談しながら楽しくお酒を飲む常連の姿を見て、アナタはどんな感情を持ちますか?

「楽しそうだな」、「俺もあの輪の中に入りたいな」と、一度でも思ったことがあるのなら、「行きつけの店」を作るのに向いている人!

ぜひ「行きつけの店」を作ってみてください!


逆に、お店と常連の独特の空気感を見て、お店が好きじゃなくなったり、疎外感を感じてしまっている人もいるかもしれません。

でも、ちょっと待って!

お店と常連客が醸し出す空気感は、お店によってまったく違うんです。


たまたまその店の空気感が気に入らないからといって、どの店でも気に入らないかというと、決してそんな事はないはず。

自分にピッタリと合うお店に出会えれば、きっとそこの店と常連客の空気感は、心地良いものに感じられるますよ。


そもそも客に疎外感を感じさせているなら、そこは、そもそも良い店ではない可能性があります。

常連客と親密に会話しながらも、店全体の見渡し、また空気を敏感に感じて、フォロー出来るかは、マスターや従業員の力の見せどころ。

そういうフォローが出来る店のほうが、「行きつけのお店」にした時に、より良い関係を築けるので、そういう意味でも、疎外感を感じる店は避けた方が良いでしょう。


「行きつけのお店」を作る事、常連になることは、決してネガティブなことではありません。楽しくお酒が飲めるだけでなく、メリットも多いですので、きっと外飲みがより充実するのではないでしょうか。


●「行きつけのお店」を作るメリットとは?


①ひとりでも気軽に飲みに行ける

②人の輪が広がる

③お得な事があることも!?

④なによりカッコイイ!


「行きつけのお店」があると、ざっと上記のようなメリットがあります。

それぞれが「メリット」となる理由は、以下の通り。


①ひとりでも気軽に飲みに行ける

人にもよりますが、飲み屋って、チェーン店でも個人店でも、「ひとりでは入りにくい」って人が多いようです。

周りの目が気になったり、会話がないから手持ち無沙汰になったり、その理由は様々でしょう。

でもそんな時に、そこが「行きつけのお店」だったら、そんな事を一切気にする必要はありません。

なにせ「お店」、「店主」、「店員」が味方なんですから、そもそも人の目なんか気になりませんし、忙しさにもよりますが、店主や店員が相手をしてくれるから、会話の相手にも事欠きません。


「飲みたいけど、人を誘うのが面倒」なんて時も、便利。

お互いの時間を合わせたり、時に断られたりしながら、一緒に飲む人を探すのって、何気に煩わしいもの。

その点、「行きつけのお店」さえあれば、ひとりでも、行きたい時にフラッと寄れます。


②人の輪が広がる

何気に大きなメリットが、これ。

大人になったら、仕事での付き合い以外で、知り合いや友人はなかなか増えていかなくなってきます。それどころか、忙しさにかまけていたり、別天地への転勤などがあった場合は、人の和は広がるどころか、疎遠になっていきます。


最近は、FacebookなどのSNSによって、関係性の継続は比較的簡単にはなりましたが、それでも遠隔地の方とは定期的な交流は出来ませんし、新たな人間関係の構築に至る事はなかなか難しいと言えるでしょう。

趣味のサークルや習い事などに参加すれば、新しい人間関係の構築は出来ますが、結局はそのサークル、習い事の中だけしか広がらず、さらに人脈を広げようとするならば、また別の趣味を見つけたり、別のグループに参加するしかありません。

婚活でも、同じです。合コンや婚活イベントなどに参加したとしても、そこはあくまで「出会いの場」。たとえ楽しそうな人だと思っても、相手は友人を求めている訳ではないので、友人関係を構築する事はかなり難しいと言えるでしょう。

また、よしんばうまく行ったとしても、結局は異性ひとりと親密になれるだけ。別れてしまえば、そこで関係性が終わりことがほとんどです。


その点、「行きつけのお店」は、非常に人脈が広がりやすい環境にあります。


お店の店主、店員、アルバイトはもちろん、そのお店を行きつけにしている他のお客さんとも仲良くなれるため、飲食業、学生に加え、様々な職種の幅広い友人、知人が出来る事でしょう。


また、飲食店は通う客は、入れ替わっていくものです。そのため、どんどん新しい人間関係を構築するチャンスが生まれていきます。

出会いを探すという観点で言っても、狭いグループ内や合コン、婚活イベントで新たな出会いを探すより、よっぽど機会は多くなるはずです。


お酒も入っているため、比較的打ち解けやすい空気がある点も大きなポイントとなっています。


また同じお店に通っているという事は、お店の価格帯や雰囲気から、自分の生活水準、センス、考え方から、そんなにかけ離れた人物がいないという事。今後、プライベートで会ったりした際も、財布の中身が大きく違いすぎてギャップを感じたり、考え方の違いにムッとする可能性も少ないでしょう。

せっかく出会っても、考え方が違うと長続きはしません。あくまでも僕の経験上ですが、「行きつけのお店」が同じなら、人としての最低限のラインは、そんなに大きな差異がないため、そこで出会った人との関係は、より長続きしやすいのではないでしょうか。

また、接触頻度の高さは、親密さにも直結します。その点、「行きつけのお店」に通う者同士は、特に約束などしていなくても、定期的に、偶然そのお店で出会える訳ですから、他での出会いに比べて、比較的用意に関係が親密に、また長続きしてくれます。


ちなみに僕は、「行きつけのお店」がキッカケで、数年で100人を超える友人や知り合いが出来ました。

お酒だけでなく、遊びに行ったり、旅行に行ったりまで発展しました。

こうした大人の人間関係を気付けるのは行きつけの店を持ったからこそだと言えるのです。


③お得な事があることも!?

はじめに言っておくと、このメリットは、あくまでもオマケです。

お店からの「お得な事」を期待したり、求めてはいけないというのが、大前提にありますので、その事をしっかり念頭に置いた上で、お読みください。


「お得な事」とは、お店の方針にもよりますし、客と店主との関係性にもよるので、一概に「どんな事」と説明は難しいですが、例えば筆者の場合は、おすすめのワインボトルを安く出してもらえたり、ちょっとした記念日にお酒やケーキを無料で出してもらったり、他にも試作中のメニューを食べさせてもらうなんてことがありました。

他には、お店を紹介した知り合いや付き合い先の人が、筆者の名前を店主に伝えた際、ちょっとした料理を提供してくれたこともありました。

さらには、座敷の確保に関するちょっとしたワガママやお願いを聞いてもらった……なんてことも。


こういったサービスを受けられることは、「行きつけのお店」ならでは。


ただこれらは、冒頭にも言いましたが、ちゃんと定期的に通って、お金もそれなりにお店に落としていて、かつ店主ともそれなりに親密になったからこそのサービス。

常連になれば誰でも受けられる訳ではないですし、また当然ながら、いつも受けられる訳でもありません。

そういった分別をしっかりわきまえた上で、もしお店側がサービスをしてくれるというのであれば、しっかりお礼を言いつつ、そのサービスを快く受けましょう。

もちろん、その後ちゃんとお店に通って、受けたサービス以上にお返しする気持ちで、飲み食いすることも大切です。

間違っても自分から「常連なんだから便宜を図れ」、「たくさんお金落としてるんだからサービスしろ」といった下品な要求をしてはいけません!

ごく普通にお金を使う気持ちを持っておくことは非常に大切。こうしたサービスは、あくまでもお店側が善意でやってくれるからこそ、成り立つものですし、そんなサービスを当然と受け取らない人物だと、信じてくれたからこそ、やってくれたことなのです。


失礼な行為を取ってしまうと、お店の中でアナタは、「常連」から、「自称常連」へと格下げされてしまうかもしれません。

スマートな「行きつけのお店」ライフを送るためにも、勘違いした自称常連になってしまわないよう、どうか気をつけてください。


④なによりカッコイイ!

「行きつけのお店」を持つメリットで、実は個人的にポイントが高いのは「カッコイイ」という事。


飲食店の店主と常連が仲良く会話……なんて、ドラマや漫画などでは、よく見る光景ですし、現実でも、こじんまりとした小さなお店で、そういう常連客を目の当たりにすることもあるでしょう。

しかし、自分がそういうお店を持てるかというと、なかなか難しいものです。

それだけに、「行きつけのお店」を持ち、こうした常連客の一角に名を連ねられるようになることに対して、羨ましさや憧れ、一種のステータスのようなものを感じられる人は、少なからず存在していますし、僕も昔はそうでした。


そして実際に「行きつけのお店」が出来た時には、「この前、行きつけのお店でさ~」……なんてエピソードは満面のドヤ顔で話していましたし、友人と「行きつけのお店」に寄った時に、店主から「いつもありがとうございます」みたいな言葉をいただけた時は、「フフン」ってな鼻息が止まりませんでした。


いわゆる「大人の嗜み」の一種として、「行きつけのお店」がある訳です。

一見小さい事のようですが、こうした充足感が味わえることも、「行きつけのお店」のメリットと言えます。


さらに、これは人にもよりますが、もし「行きつけのお店に通う自分自身」に酔えるのであれば、それもまたメリットのひとつ。

そこに、ある種のカッコ良さを感じることは、間違ってはいないと、個人的には思っています。「カッコ良く飲む事」それ自体が、「目的」って、悪くないと思うんですよね。



……という事で、長々と「行きつけのお店」を作ると楽しいよってな話を綴ってきた訳ですが、いかがだったでしょうか。

「行きつけのお店」を持つ事の楽しさを知った身としては、これで少しでも「行きつけのお店」を作る事に魅力を感じる方が増えると、嬉しいです。


ぜひ皆さんも、「行きつけのお店」を作って、節度を持った付き合いで、楽しくお酒を飲み、ご飯を食べていきましょう!


興味がある人がいれば、そのうち「行きつけのお店」の作り方なんかも、書いてみようかなと思っています。

公開日:2018/11/26
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大阪天満界隈で、よく酒を飲んではベロベロになっています。

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