1.この記事の内容
こんにちは、mrskjp(もりすけじゃぱん)です。
この記事では5月21日(土)に開催されたUnique esports#5における思考を言語化したいと思います。自分の技術向上のため、そしてsplinterlandsでなかなか勝てずに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
なお、自己紹介等はこちらの記事に書いておりますのでよろしければご覧ください!(そして「いいね」ください!笑)
2.Unique esports#5
Unique esports#5とは株式会社plumixが運営する「Unique」主催の大会で、今回が第5回目の開催でした。
今回私は3位に入賞しました!
今回のトーナメントは「ノービスルール」「レジェンダリーなし」というルールでした。
通常のランクマッチであればそのリーグに応じたレベル上限のカードを所有していることが勝利するための必須条件になってくるのですが、ノービスルールではすべてのモンスターのレベル上限が1となります。
「カード持っていないよ!」という方でも、レンタルを活用すればすべてのカードを100円程度でそろえることができました。
すなわち、初心者でも十分に優勝を狙えるトーナメントだったと思います。
では、カードを揃えたら次は「どうやったら勝てるのか」ですね。
3.思考の言語化
私がsplinterlandsを始めたばかりの初心者の頃は何が何だかわからず、とりあえずパーティを組んでいました。
ですが、このゲームは勘や運だけで勝てるゲームではありません。
しっかりとルールを確認し、時には相手の持ちカードや傾向を分析して、最適と思われるパーティを「根拠を持って」組むというのが重要となります。
よって、バトルを振り返り、言語化する作業が大切です。(とは言うものの私自身なかなか時間がとれずきちんと言語化するのは今回が初めてです)
ではここからバトルを振り返っていきます。
なお、カードや能力を正式名称で英語で羅列するのは大変なうえにわかりにくいので、なんとなくそれっぽい呼び名やあだ名で書いていきますのでご了承ください!笑
運良くスキップできましたので2回戦進出
相手の持ちカードを確認し、緑サモナーのMylor(近接攻撃を反射する能力を持つ。超強い)を持っていないことを確認。
またスピード反転ルールだったことから、スピードの遅い緑でくるだろうと推測。
よって、こちらはボイド(魔法攻撃を半減する)能力を持つ馬を壁として配置。この馬を緑のシュレックで回復して延命させつつ、蛇とキツネでスニーク攻撃&オポチュニティ攻撃。
ぶっちゃけ馬とシュレック(回復要員)の組み合わせは強いです。緑はこの2枚とmylorを持っていればかなり勝率が上がります。
怒りルールなので、体力が減らされたモンスターはスピードが上昇し、さらに近接攻撃モンスターは近接攻撃力も上昇します。
毒ルールであることからすべてのモンスターが毎ターン2のダメージを受けます。よって基本戦法としては速攻で倒してしまうか、耐えしのぐかです。
しかし、ノービスルールでレベル上限は1、しかもこの3色しか使えないため速攻は難しいと判断しました。
よって、ヒール能力をもつケルベロスを先頭に配置し、それをクレンズ能力(先頭のモンスターの状態異常を浄化する)でサポート、さらにサモナーはターサを選択することで体力と近接攻撃力を+1しました。
(上級者向け:ヒールは最大体力の1/3回復します。整数に満たない分は切り捨てです。レベル1のケルベロスは体力5なので通常は1しか回復しませんが、ターサで体力6にしてやることで毎ターン2回復できます)
さらに、スカベンジャー能力(敵味方問わず、モンスターが倒れるたびに体力+1)を持つ四角いゼリーを壁として配置し、その後ろにイミュニティ能力(状態異常を受けない)を持つ恐い赤鬼を配置しました。
最後列のチキンはスニーク対策です。
毒ルールで赤色と黒色が使える場合、赤の侍と黒の蛇が比較的体力も高い上にスニーク能力を持っていますのでこれらがスニークをしかけてくる確率は高いです。警戒して損はないと思います。
オポチュニティルールなので、先頭以外のモンスターは一番体力の低いモンスターを攻撃します。
また、奇数ルールなので奇数コストのモンスターしか使用できません。
まず、オポチュニティルールのときはトーント能力(攻撃を集める)のあるモンスターを配置するのが定石です。
今回使用できる青緑白にはこの能力を持つモンスターが各色に存在しますが、レジェンダリーなしで奇数ルールの場合、使用できるのは緑の1体だけに絞られます。よって必然的に緑を選択することになります。
さらにオポチュニティルールなので、盾を無視して直接体力にダメージを与える魔法が強いです。
よって緑の魔法使いサモナーで魔法攻撃力を+1し、魔法攻撃モンスターを配置しました。
なお、相手も魔法でくることを警戒し、サイレンス能力(魔法攻撃力をー1する)をもつキノコ君を配置しました。
エイムトゥルールールにより攻撃が必ず当たります。スピード差が生じにくいノービスルールでは特に意識しなくても大丈夫かなと思います。
また、コモンとレアのモンスターしか使えないルールです。
緑色が使えるため、第一に緑の魔法使いサモナー(魔法攻撃力+1)を警戒しましょう。
今回は相手のカードを確認するとmylor(緑のとげとげサモナー)を持っていないことを確認。よって、馬と回復とキノコで魔法攻撃を警戒しつつ、スニーク攻撃&オポチュニティ攻撃によって相手を倒していくスタイルを選択。
対戦相手のALBEEさんは普段はシルバーリーグで活躍されているトッププレイヤーです。所属ギルドは世界ランク1位のimmortal gods。(ちなみに私が所属するギルドは世界ランク61位(5月22日現在)です)
はっきり言って格上の相手です。
とりあえずCPを比較してみます。
CP差は5,6倍といったところでしょうか。
ですが、冒頭にも述べた通り今回の大会は「ノービスルール」「レジェンダリーなし」です。よって、私とALBEEさんが選択できるカードにほとんど差異はないと考えてよいため十分勝機があります。
さて、今回のバトルルールは「スピード反転」と「中立モンスター使用不可」です。
これまでの戦いは正直言って定石通りにパーティを組めば勝てる相手でしたが、今回はそうはいきません。
ALBEEさんは格上のため、各色やルールでの定石を理解しており、勝つためにはそれの裏をかくような編成が必要です。
よって、青のおじサモナー(魔法攻撃力+1)を選択。回復される可能性を考慮し、アフィクション能力(回復禁止を付与する)をもつ幽霊海賊を配置。
先頭はボイド能力を持つ牛を置いて魔法を警戒。さらにこいつはスピード1なのでスピード反転ルールでは優秀です。
2番目のシーモンスターは「スピード反転ルールならこいつだろ」ですw
特に深い意味はありませんでしたw
結果としてALBEEさんは魔法を警戒してボイド能力をもつクレイゴーレムを先頭に配置していますね。(やっぱりさすがです)
しかし、魔法攻撃で押し切ることに成功し、見事勝利しました。
こちらの方もCP的には格上です。しかし意外なことにmylor(緑のとげとげ付与サモナー)を持っていませんでした。
今回選択できる色が白とドラゴンのためドラゴンの悪臭放つサモナー(魔法攻撃力+1)を選択してくると予想。
そのためこちらはサイレンス能力(魔法攻撃力ー1)をもつ白ウルフ君を配置。一応近接攻撃を警戒して、とげとげネズミを先頭に配置し、回復ネズミで支援。そのすきにサモナーの能力で近接攻撃力+1した忍者でスニーク攻撃して後ろから崩す。
という戦法を取りました。
結果として相手は予想通りドラゴンの悪臭サモナーを選択したため、こちらの読み通りでした。
しかし予想外だったのは先頭にデモラライズ能力(近接攻撃力ー1)をもつモンスターを配置されたことと最後尾にトーント能力(攻撃を集める)をもつシールド男を配置されたことです。
これにより後ろから崩す作戦は失敗。少しずつ削られて負けてしまいました。
余談ですが、実は最後まで迷っていたパーティがこちらです。
TIME MAGE(魔法攻撃1、スピードー1)の代わりにDIVINE HEALER(攻撃能力なし、ヒール能力)を入れます。
この編成ならば先頭のとげとげネズミが倒されることなく、後ろからスニークで削っていく作戦が成功したわけです。
勝率予想は100%です。
しかしながら、この選択は候補にはあったものの勇気がでませんでした。
「魔法攻撃1と相手のスピードを1下げる」か「攻撃できないが、先頭モンスターを回復する」という選択になったときに
前者を選択した私は残念ですが、読みが甘かったの一言につきます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回記載した内容はあくまで「ノービスルール」「レジェンダリーなし」においての思考です。
また、それぞれのバトルにおいてもっと適したパーティがあるかもしれません。というか必ずあると思います。
別のリーグではレベル上限があがり、同じモンスターでも使えるアビリティが増えていきます。つまりそれぞれのリーグにおける定石は異なります。
逆にいえば今回のノービスルールのような下位リーグのルールは上級者は慣れていないことが多いです。
よって、ノービスルールの大会やブロンズルールの大会は初心者でも十分勝てる可能性はあると考えます。
私は多くの人がsplinterlandsに参入し、盛り上がっていくことを期待しています。この記事がどなたかのきっかけになれば幸いです。
以上、ここまでお読みくださいましてありがとうございました!
(思ったより長くなってしまいましたすみません!)