新宿にある鮨 青海さんへ行ってきました。雑居ビルの狭い通路を通ってエレベーターで上がりドアを開けると清潔で明るく雰囲気のある店内が広がります。本当はカウンターが良かったのですが空いてませんでしたので個室にて。
しじみの一番出汁をいただきビールを飲んでいるとまずは中トロの握りが出てきます。旨いに決まってますこんな中トロ。
ここから先はおつまみと握りが交互に出てくる感じです。前菜の盛り合わせは蛸の柔らか煮にタラコのわさび漬け、オクラの浅漬け、白海老の酒盗乗せ、里芋。すべて一手間加えてあって日常では食べない感じのものばかり。
次に出てきた握りは金目鯛に鯵にカサゴに鮪の赤身。全て味がついた状態で出てきます。皮を炙られた金目鯛と少し漬けのようなねっとりした鮪の赤身が堪りません。
その後お料理3品を挟んで出てきた握りはトロたくに烏賊に小肌に大トロ。トロたくって何?と思って口に入れるとトロの脂とたくあんの味食感が口の中で広がります。叩いたトロに刻んだたくあんを混ぜて成形したもので旨し!烏賊は丁寧に包丁が入れられていてねっとりした食感と歯切れの良さに柑橘系のピールと塩の味付けでこんなに美味しい烏賊は初めてで。
もちろん小肌と大トロも美味しかったです。
茶碗蒸しはコチラ。
おさじですくってみるとズワイガニがごろごろ入ってました、これは嬉しい!
あおさのお椀の後に出てきた最後の握りはあなごに玉子焼きにかんぴょう巻きでした。
握りのシャリは小さめですが十分お腹は満たされるし全てのメニューに大満足できる内容です。雲丹もおすすめらしく途中で「雲丹の食べ較べや握りもできますが」と案内されますので足りない方は頼まれると良いかもしれません。
値段は張りますが間違いない美味しさ(ビールを飲みながらつまんで2名で36,000円のお会計)。「特別なことを伝えたい」「感謝の気持ちを伝えたい」なんて時には喜んでもらえるお店だと思います。
ただ入店時の反応が少し鈍かったこととホスピタリティ的要素が不足してたかな?という点は残念でした。一つ一つの対応は良いけれど居心地が良いとか年長者をお祝いする際に使うという感じまでではなかったのは働いてる方が若い方ばかりだったからでこれからなのかもしれません。そういう意味では今後に期待してまた再訪しようと思います。
店名:鮨 青海
住所:東京都新宿区西新宿7-9-13石川ビル4F
電話:050-5593-9946
営業時間:16:00〜24:00(L.O. 23:00)
定休日:不定休