こんにちは、ノリヒロです。3/23に行われたCoinEx CEO ハイポ氏のAMAの詳細をお伝えします。基本的にはブログと同じ記載ですが、最後に今後の予定を追記しています。
CoinEx CEOハイポ氏 AMA詳細
日時 3月23日 11時~12時30分
場所 英語版テレグラム
進行 質問10分、応答20分で1セット×3回の合計90分
①CoinEx Chainとは何ですか?
DEX上に構築されるパブリックチェーンです。実績あるブロックチェーン開発チームによって作られます。合意形成アルゴリズムはPOSを想定しており、数秒での承認、毎秒10000を超えるトランザクションを生成できます。加えて、CoinExChainはサイドチェーンを介してのスマコンや、クロスチェーンを介してのAtomicSwapも予定しています。CoinExChainはオープンで分散化されたエコシステムの構築を目指しています。
②VIATの長期展望は?
ホワイトペーパーに従い、四半期買戻しとバーンを実行しています。上場以来、市場の大きな変動に連動しつつも十分なパフォーマンスを発揮していません。Duoマイニングも停止してしまっているため、マイナーにも十分な報酬を渡せていません。投資家の興味を惹くようにいくつかの対応を考える予定です。アナウンスを待ってください。
③CETの買戻しとバーンに関して何か変更はありますか?
毎月第1日営業日に買戻し&バーンを実行する予定です。アナウンスを待ってください。
④DEXにおけるCETのGasとしての役割は?
ETHのそれと似ています。全てのユーザーは、使用の際に少量のgasが必要となります。同様に上場するプロジェクトに対してCETで投資する事もできるかもしれません。POSを導入すると、ノードを作るためにはある程度のCETを保有してロックする必要があります。
⑤CoinEx Chainのタイムラインを教えてください。
テストネットはQ3,メインネットはQ4を予定しています。ロードマップ&ホワイトペーパーもリリースし、公式アナウンス用に専用のフォーラムも準備します。e-mail等を通して最新情報を得ることができるでしょう。
⑥CETの流通量はどのようになりますか?
2018年2月に発行されて以来、約15億CETがエアドロ等で配布されています。そして6月-10月にかけて追加で20億がとりひきまいにんぐ等で配当となりました。今後はバイバックを繰り返します。現状は流通量は25億程度です。
⑦APP版のダークモード実装はありますか?
計画としてあり、リリースされるでしょう。
⑧指値マイニングの報酬/日が減っていますが、将来的に報酬を増額する可能性はありますか?ユーザーをひきつける市場活動があったら教えてください。
指値マイニングは流動性を高めるのに効果的ではありましたが、十分ではありません。流動性をさらに高める施策を考えてス。もしそのシステムが軌道に乗った場合は、将来的に指値マイニングは発展的終了となるでしょう。
⑨通貨上場に関する計画はありますか?
まずはじめに以下の要件に従って上場審査をするようにシフトする予定です。
市場価値、流動性、チーム、技術背景など。そして将来的にはCMC(COinmarcketcap)のTOP50の通貨を上場させたいと思っています。上場スキームに関しては、COinEx labチームが対応します。
⑩現状ERC20トークンを別アドレスに送った場合、二度とアクセスできずにGOXする仕様となっていますが、何か解決する方法はありますか?そういった通貨はDExで使用できるようになりますか?
入金する際はトリプルチェックを行ってください。間違った送金を取り戻すためには非常に大きな時間と労力がかかります。残念ならが現状では追加料金が発生する可能性が高いです。
⑪昨年秋からCoinExに何がおこったのですか?詳細をお聞かせください。
ここ数か月は非常に厳しい状況でした。しかしCoinExは幸運にも崩壊せず、チームが頑張ってくれました。昨年10月、EXTRAというプロジェクトが上場したのですが、上場後の急激な価格下落が中国当局に目をつけられてしまいました。当局はブロックチェーン業界への知識があまりなく、我々をScam Exchangeでありユーザーに不利益をもたらすと判断してしまったのです。アメリカでは有罪になるまでは【無罪】なのですが、中国では無罪になるまでは【有罪】のスタンスが基本です。事実、疑わしいという事だけで実に90%が中国では拘束、逮捕されています。厳しい時を過ごしましたが、この教訓は私たちをより強くするでしょう。
⑫テストネットがローンチした時の脆弱性は?なにかバグ発見報奨金はあるのですか?
テストネットはQ3にリリースされ、オープンソースです。CoinEx Chain Devに関して報奨金は用意しています。
⑬CoinEx取引所は100%通貨保有していますか?
もちろんです。全てのトークン、通貨は100%保管されています。これまでも、今後も。決してほかの目的や投資へ回すことはありません。
⑭BCHのフォーク、及びその思想についてどう思いますか?
2017年8月のBTCからのBCHのハードフォークと比べると、BSVのフォークは詐欺師の陰謀だと思っています。BCHとBSVの関係は科学と宗教の関係と同じです。私のすべてはBCHの為にあります。
⑮重要なアナウンスがあるごとにAMAを行って欲しいのですが?
そうしたいのはやまやまです。コミュニティにより近くあれ、必要な時に考えをシェアできるよう、できる限り質問に答えていきたく思っています。どうぞお気軽にチームに声をかけてください。スペシャルでヤングなメンバーが待っています。
⑯どうして取引所(中央集権)とDEX(非中央集権)の両方が同時に必要なのですか?
それはお互いがお互いを補完する役割を果たすからです。DEXは成熟した資産に焦点をあてており、レンディングやデリバティブ商品をサポートが可能となっています。それが最高のクロスチェーンソリューションだと思っています。DEXではそれをより多くの通貨で可能となるからです。STOみたいな感じですね。
⑰非開発者の為のアルバイトのポジションはありますか?COinExTeamに入りたいのですが?
CoinEx Ambassadorがあります。将来的にはより協力的に、より密接に彼らと絡んでいきます。(報酬も含めて)。
⑱Bitmainの名前がAppの立ち上げTOP画面から消えました。関係は終わったのですか?
いいえ。Bitmainは私たちの最強の見方です。市場で独立した立場を強調したいので、画面からは削除しました。
⑲どうしてCETマーケットを閉じたのですか?再開することはありますか?
過去数か月、CETの価格変動が激しかったと思います。価格が安定しないとCETマーケットをサポートできないと考えてクローズしました。ですが、CETの価格がより安定するようになれば、CETペア再開も考えると思います。
⑳マージン取引の進捗は?どうして遅延しているのですか?
現在は最終テスト段階です。ローンチまでは約2か月ほどです。昨年末の大きなアクシデントのせいで開発は遅れていますが徐々に復旧しています。
㉑CoinEx以外でCETを上場させる予定はありますか?
残念ながらそういう案件が来ません。もし市場が受け入れ準備ができ、CETがより認知されたらそうゆうことがあるかもしれません。
㉒デビットカード、paypalなどでBTCを購入できるような施策はありますか?
今のところ直接ファイアット入金をサポートする予定はありません。OTCを開催していますが、これもできるのはCNYと仮想通貨の間だけの事です。Q2にはフィアットタイプと同様により多くの言語サポートを予定しています。そうすればサードパーティもそのような提案をしてくれるかもしれません。
㉓現在の開発チームの規模は?香港オフィスだけですか?
現在は25名です。Q2には50~60名、2019年内には70~80名を想定しています。本拠地は香港のシェンチェンですが、シリコンバレーやシンガポールにも支店(本店?)を噛める計画があります。
㉔アクセラレーターを再開する予定はありますか?
現在再開を検討中です。アナウンスを待ってください。
㉕IOTAの上場はありますか?
私達のライブラリーには多くの通貨やトークンがありますが、導入するには技術的に時間がかかります。アナウンスを待ってください。
以上25項目でした。
なお、ハイポ氏不在の原因?とも言えるEXTRAというトークンに関しては、ブログで複数回紹介していますので検索いただければと思います。
ちなみにハイポ氏の言及していたEXTRA、こちらから確認できます
EXTRA通貨詳細⇒https://t.co/3gxXmUxeUF
突然の削除⇒https://t.co/RTWQ2pdJFf
— ノリヒロ@CoinEx&Hydro情報 (@norihiro_crypto) 2019年3月23日
結局10月末以降、EXTRA運営は一度も姿を現していません。CoinExの運営にもEXTRAに関して問合せを数回していますが、【時期が来たら話す】の一点張りでした。結局こうゆう事だったのですね~。
ということはアクセラレーターはまた再開するのか?ハイポ氏は時期を見て再開するとコメントしていますが、正直現状の中国の状況を考えると、本拠地をシンガポール等に移動させてからやって欲しいですね。そして再開するにしても【アクセラレーター】という文字は使って欲しくないですね。軽くトラウマになっています(笑。
さて、最後に現状わかっている今後の予定になります。
3/30 中国でのサービス終了
4/1 四半期での買戻し(四半期手数料収入の50%でCETを買戻し)&バーン
現在CETの価格は0.012USDT。中国でのサービス終了で取引高に影響が出るのか、また一時期ほどは影響のないとされるバーンがどう価格に影響するのか、注目です。