アーティストって凄いなーって。
絵でも音楽でもどうやって思いついているんだと。
絵に関しては全く分からんが、音楽に関しては皆さんも思ったことがあるのではないか?
ミュージシャン達もしっかり作詞・作曲が評価されてきて、歌が上手いだけじゃ生き残るのが難しくなっている。
その人の価値観や世界観をいかに強く表現するか、いかに感じとるかである。
ミュージシャンのようなアーティストだけでなく、会社でも個人でもアートな側面がどんどん多くなっていると昨今ますます感じる
絵を見ても何にも考えれない、何十億という価値がついている意味が分からないというアートの教養がない自分🤷♀️
アートな生き方や考え方の勉強の回
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「アート思考」著:秋元雄史
アーティストの創造性を経営やビジネスに生かそうとビジネスの世界でもアートは一般教養として認知を広げている。
常日頃「見えること」に囚われて限界を感じている経営者が多いらしい。
「見えないこと」を見る方法をアートから学び、アートのような感性を得ようではないか。
しかし、著者は「アート」と「ビジネス」の発想の起点は大きく異なり、永遠に交わることはないと明言している。
だが、そう言いながらも同じ人間の求めるモノであり、根本的な共通点はある!と言っている✌
例えば、IPhoneの使い勝手の良さは単なる機能への共感ではなく、むしろ感覚的なもの、感性的なものに対しての共感ではないだろうか?
現代のビジネスの中にも、感情や感性や価値観というものが入り込んでいる。
現存のアーティストで、現代アート部門のオークションで最高額を叩き出したジェフ・クイーンズの作品は、一点が9107万5000ドル(約100億円)です。
一見お金と関係のなさそうなアートがなぜこんなに桁違いの金額になるのか?
アートは一体何を売っているのか?
こんな疑問もさながら、アーティストはなぜあんなに孤独でタフなのか?
人としての強さはどこからくるのか?真の感性、知性、ものの感じ方、考え方はどういったものだろうか???
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ビジネスのような”ロジカルシンキング”や”クリティカルシンキング”というものだけでは解決できない問題は多くある。
そこには単なる問題解決ではない、イノベーティブな発想が必要である。
そんなイノベーティブな発想を得るために必要なものが、
「正しい問いを立てることが出来る洞察力」と「ユニークな視点」である。
ここで「デザイン」と「アート」がどう違うのか説明する💡
デザイン的思考は、顧客の抱える問題を解決に導くためのもので「自分がどうしたいか」ではなく、「顧客のベネフィットのためにはどうすれば良いか」を考えるもの。
この思考は合理的で有益だと感じる。時間を一番大事なものとして捉える現代に合致した効率的な発想で、特に製品の改良や改善では大事な手法です。
しかし、このように考える時、人の思考は論理的になっていることを忘れてはいけない。
論理的なことは大事なことですが、論理的に考える限りは、人の思考や創造には制限が掛かり、イノベーティブにはなれないというものです。
「デザイナー」が生み出すのが『解決策(答え)』であるのに対し、アーティストが生み出すのは『問いかけ』である!
あなたが「見ている」と思っているものは「本当に見ているもの」ではない可能性が高い。
少なくとも、何事にも影響を受けていない裸眼で見ているわけではない。
文化という人間が作り出した衣に包まれている。これは時として物事を考える上では常識という壁になる。
思考を飛躍させるためには、どうやって自分の考えから抜け出せるかが重要である。
世界の認識や自分の認識がフィクションかもしれないという考えを頭に入れておこう。そしてアーティストのようどんどん新しい世界を受け入れ、やむことなき自己探求をしよう😀
アーティストの直感やセンスの起源は、まさに全身全霊で世界と向き合い、生きることにあり、私たちはそれを単なる知識としてではなく、追体験するように知ることで本質をとらえることが出来るのです。
そうやって自分の世界観を作り上げ、「正しい問い」と「ユニークな視点」を手に。
アートは「孤独」で「勝手」で「自由」で「主体的」である
自分の世界観を外にアンテナを張り、絶えまぬ努力で作り上げる。
そうした自分の内側から湧き上がるものに向き合う。自分に従い、自分を通して世の中を表現していく。これがアーティスト。
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「アートとは、ゼロから価値を生みだす創造的活動であり、ビジョンとそれを実現させるための内なる情熱が必要」
こういう点で「アート」と「アントレプレナーシップ」で似ている点がある。
ビジネスにおいて、アート的発想が求められる時代になっていっているということを感じとろう。
アートがなぜ高価なのか?なぜそれを買う人人がいるのかといったことに関して興味ある人はぜひ読んで欲しい。面白い!!
しかし、今出来ることは自己探求のみである。
ちなみに、『ピカソ』は生涯に1万3500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を作成したんだって。
そんな奴の世界観想像もつかないよね。スゴ
👋👋