どうも。ぼくことおれです。
ALISは楽しそうでいいな。
こうやってたまに話題になることがいい。(せやなの件)
普通、こんなに熱心なユーザーはつかないんじゃないかな。
ということで、自分も何か書きたくなったから書くよ。
結構真面目な話なんだけど、結論から言うと「構造化データ」を導入すればいいと思う。
信用と信頼を可視化するとかGoogleでもまだうまくできてないことをやろうとしてるALISなら、文字情報をmetaデータとして蓄積することは本筋としてはあまり間違っていないことのように思う。
構造化データとは、ページの情報やデータを一定の規則(構造)に従って記述し、それらのデータに意味を付加することである。構造化データを適用することにより、インターネット上の情報を単なるデータの集合から知識のデータベースに進化させることが可能となる。
たとえば「店舗」の情報をmetaデータとしてhtml上に記述することで、住所、電話番号、営業時間、価格帯、口コミなどの情報をmetaデータとして付与することによって他のサービスでも使えたりする。
いわゆる、セマンティックWEBというやつ。
セマンティックWebとは、Webサイトが持つ意味をコンピュータに理解させ、コンピュータ同士で処理を行わせるための技術のことである。 情報の意味(Semantics)をコンピュータ自身に理解させることで、人を仲立ちさせることなく情報のやりとりを行わせることができる。
https://www.weblio.jp/content/%E3%82%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AFWeb
グルメカテゴリがあるのに構造化データに対応してないのは、現状、他社のWEBサービスとは大きく離されている気がする。
Google検索では最近この構造化データを使用した「リッチスニペット」表示というのをどんどん増やしていて、Googleの検索結果においても重要度が高まってきている。
例えば下記は「豚汁 作り方」で検索すると出てくる「レシピ」の構造化データを使ったリッチスニペット表示。
↑このページに他のリッチスニペット対応の構造化データも載ってるからみるとおもしろいよ。
で、ALISを愛する皆さんとしては、「Googleに依存しないプラットフォームを目指しているから関係ない」的な意見もあると思うけど、Googleに関係なくても他社サービスとの連携で使用できたりもするので、「言葉の意味をWEBに伝える」というのは結構重要かなと思う。
たとえば、ALIS内でも使用できたりすると思う。
軽く思いつくやつを書くと、
「ローカルビジネス」の構造化データを使って、近くの店舗を検索しやすくする。
「レビュー」の構造化データを使って、同一店舗のレビューを比較する。
「レシピ」の構造化データを使って、同一メニューのレシピを検索しやすくする。
「ハウツー」の構造化データを使って、何かの手順を検索しやすくする
「Q&A」の構造化データを使ってお悩み相談のプラットフォームを作る。
みたいなことが実装できるんじゃないかなと。
さらに、これに対してALISのトークンによる信頼度のスコアを積めば、より良い記事を検索しやすくなるプラットフォームにもなり得るかなと。
ちなみに自分もまだ勉強中なのであまり詳しくないんだけど、構造化データの種類はたくさんあって、まだGoogleがリッチスニペットとして対応していないものもたくさんある。
構造化データの仕様の一覧は、schema(構造化データの規格のひとつ)のサイトに載ってるから、ALISで使うと相性がいいやつがあったらいいね。
はてなブログはとっくに構造化データに対応してる。
使用用途はかなり限定的っぽいけど、構造化データを取り入れていくんだぞって気概が感じられる。
ALIS外のブログサービスなどで、ALISの記事の埋め込みをすると設定しておいた構造化データが表示できる(且つALISのスコアも表示できる)みたいなこともできたら広がりが生まれそう。
トークンでどうのこうの投げ銭でどうのこうのってのはまあいいんだけど、それを載せる記事をセマンティックWeb化すればもっといいと思うんだ。
というか、逆にいうと、それがないから荒れてしまう原因になるっていう側面を感じる。
トークンによる信頼の可視化を目指すなら記事の情報を対WEBに可視化した方がいいよねという話でした。
特にどちらの味方でも敵でもないけど、せやなの件も、人の善意に委ねた議論・解決をするのではなく、こういう「仕組み化」である程度解決できるんじゃないかなと。そんな風に思ったよ。