どうもこんばんわ。
フクロウ・セグレゲイテッドウィットネスこと佐藤です。
いつも大変お世話になっております。
トークンエコノミーの正解がまだ見えてこない2018年10月現在、各業界でいち早くトークンエコノミーを取り入れようとう動きはあるのではないでしょうか。
スポーツ分野でのトークンエコノミーの話題も結構増えてきたのかなという印象で、いくつかプラットフォームが出てきたようです。
先日Bリーグ(プロバスケリーグ)の観戦に行って実際にギフティングを体験してきたので、その時の感想と考察を残しておきたいと思います。
実際にBリーグの試合で導入されたエンゲートというプラットフォームを試してきたのですが、正直課題感は山盛りでした。
課題が多い!だからダメだ!って話じゃなくて、あくまで今後発展していく文化へのなんらかの気づきになればいいかなと思います。
まず、バスケだと、攻防の展開が早すぎてギフティングをスマホで操作するのが難しかったです。
今回利用したエンゲートだと、ギフティングの種類が予め決まっていて「ナイスシュート!」とか「ナイスディフェンス!」とか「ダンク!」とかそのプレイに応じた投げ銭ができる仕組みになっています。
それを時間が止まらないスポーツの観戦中に選択するのが大変。
また、それぞれの種類にギフティングの通貨量が決まっていたのも少し不自然で、「リバウンド」が100ptに対して「ブザービーター」が10,000ptみたいな感じなので、その選手の特性に寄ってはギフティングに偏りが発生してしまいそうな印象でした。
このあたりのバランス調整はそのスポーツにかなり詳しくないとできなそうだし、主観に強く依存しそうだなと感じました。
野球やテニスなどのようなプレイが止まるスポーツだとギフティングのタイミングがあるのかなと。
またライブビューイングや自宅での観戦などではいいかもですね。
VRによって観戦とギフティングを同時にできるインターフェイスが整うとより発展していくかもしれません。
これは現地で強く感じましたが、プロのスポーツ選手はあくまで競技の上で優秀な選手なんだなと。
自分にはプロスポーツ選手は構造上スポンサービジネス(広告媒体)という認識があったのでもう少しエンタメ的な要素(ファンへのサービスやパフォーマンスなど?)があるのかなと思っていたのですが、意外にもそうでもなくて、試合に勝つことや得点に寄与すること自分のパフォーマンスを最大限に発揮することを第一に考えていたように感じました。
もちろんそれは当然のことで、厳しいライバル争いに勝ち残っていくにはそうあるべきです。
ただ、それは投げ銭文化とは相容れないものになる可能性があるのかなと。
現状、投げ銭文化はゲーム実況者などに見る、「観ていておもしろい人」に人気が集まっているように思います。またはライブチャットなどでトークが上手な人に投げ銭は集まるのではないでしょうか。
(エッチなやつだと、ギリギリの露出をして脱がないという絶妙な駆け引きができる方が人気だと聞いたことがあります。聞いたことがあるだけです。観たことはないです。)
これはゲームのプレイはそこまで上手じゃなくても他の部分で視聴者を魅了することができる配信者が有利なのかなと思います。
実況者や配信者とプロスポーツ選手を比較するのは間違っているかもしれませんが、競技で優れているだけでなく、ファンとのコミュニケーションやSNSでの振る舞いなどがギフティングに影響してくる部分が大きいように感じます。
テレビに出るような超有名なスポーツ選手はもちろんマネジメントが入っているかと思いますが、ギフティングを「スポーツ選手の新しいマネタイズ手段」として捉えると、主に重要になってきそうなのはもしかしたら超スターじゃない選手や二軍の選手などかもしれません。
競技で結果を残せなくてもギフティングによってマネタイズになりえるというのは新しい価値観だと思います。
ファンとのコミュニケーションが重要になってくると思うので、SNSの運用などが大切な要素です。
Twitterやインスタの運用をコンサルティングしてあげられるのは、、、
普段クソツイを撒き散らしている我々仮想通貨Twitter民はこの領域はなにかできそうな気がしませんか??
何かできるでしょ!やろうよ!!
ちょっとネガティブ目な感じになっちゃったので、最後にバランスを取っておくと、個人的にはこのジャンルは結構期待しています。
今までなかった概念だから、スポーツ選手のキャリア形成にも影響してきそうな感じだと思います。
あと、このリプを観て、ダンスやフィギュアスケートやスノボなどの演技系のスポーツには相性がいいのかもしれないなと思いました。
マイルドにまとめると、
まだまだ始まったばかりのサービスなので、今後に期待していきたいですね。
最後にプレス用のビブスを着用して舞い上がってるいぬゆなさんをお届けして終わります。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
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