株式会社ALISの会社紹介に書いてあること。
「日本初のICOで4億3千万円を調達」
「時代の先頭を走るブロックチェーンベンチャー」
「信頼できる記事と人々を明らかにするまったく新しいソーシャルメディア」
一方で、ICO募集目的として説明していた「暗号資産ALISをどうしたいか」のプロジェクトは、株式会社ALISの起業から日が経つに連れ、次々と内容の変更と縮小が続く。
×安CEO公言の(株)ALIS”決算書を開示”は行われず
×”ホワイトペーパー”(ALIS開発計画)を廃止
×開発状況報告とQA/交流の”定期AMA”を廃止
ICOで説明したトークン価格目標も、SNS「alis.to」のユーザー目標数も完全廃止。
国内上場を目指すって言ってたのも、最近は何だか濁して歯切れが悪い?
ICO時点で計画されたプロジェクトは、約2年でほぼ停止。
変わって、ICO時点の計画には説明のなかった、「法人向け開発業務を主とするBtoBビジネス」を本格に開始。
今、(株)ALISの会社概要や求人広告では、ブロックチェーン開発とSNSの実績は大アピールですが、当初はあれほど謳っていた「仮想通貨(暗号資産)としてのALISトークン戦略」に関する記載は、まったく消えています。
ICOの成功、SNSの実績、ブロックチェーン開発。
この3つで「ファーストペンギン」の成功話。
ALISトークンは「ポイント扱い」くらいにサラリと触れる扱いに留まる。
「普通のブロックチェーン企業」に改装が進む。
ALISトークンとSNSのalis.toは、もはや「黒歴史」扱いなのかな。
「資金は2年持つ」としていた2017年ICOからすでに2年。
当時に安CEO自身も話していた通り、本来なら集めた4億円も尽きる時期ですが、安CEOは「キャッシュフローは問題なし」と公言。
新たな収入原がまだ無い今、この言葉が真実なら、
「支出を大幅に減らした=実はすでに開発計画を大幅に削減してきた。」
とのことか。
ALIS開発プロジェクトを「当初計画の通りにはしてこなかったった」から、お金に余裕があるとしか考えられない。
「かなり当初から、alis.toは、計画から大幅に絞った開発に留めてきた。」との推察が成り立ちそう。
仮想通貨ALISは暴落と上場取引所を失い、当初のホワイトペーパーは破綻。
会社存続のため仮想通貨を切り捨て、B to Bの「コンサル&SE会社」へ転身?
alis.toも未だに「ベータ版」。
仮想通貨ALISを含め、「テストは終了」と宣伝する「逃げ」はキープ。
ICOで語ったALISプロジェクトの痕跡は着々と消されていく。
さて、(株)ALISはどこへ行く?