冒頭、南光太郎がバイク走行中に杏子と克美が小学生の喧嘩を止めているところに遭遇。
守という少年は同級生の男の子の壺を奪い取って地面に落として割ってしまいます。
お父さんという文字が入った壺でした。恐らく少年が父親のために作ったものでしょう。
守は走り去ろうとしますが光太郎が止めます。
光太郎「君!!なんてことするんだ!!謝れ!!」
克美「光太郎さん…」
壺を割られた男の子は泣いています。
光太郎「さあ!謝るんだ!!」
しかし守は謝らずに逃げます。
追う光太郎を杏子と克美が止めます。
克美「許してあげて!あの子には事情があるの!」
光太郎「えっ?」
守は逃げるだけ逃げたところで父親の写真を見て泣いています。
守「お父さん…」
キャピトラ
杏子と克美は守の父親がゴルゴムに殺されたことを話します。
光太郎「何だって!あの子のお父さんがゴルゴムに?」
杏子「お兄ちゃんが…いえ…シャドームーンが蘇って街中がパニックになった時があったでしょう…何も知らない沢山の人がゴルゴムに操られて暴れて…」
回想シーン
3バカトリオが大怪人となり、暴れた第36話のシーンが流れています。
しかしゴルゴムに操られている人などどこにもいません。それってビルゲニアがサタンクロスで暴走族お兄ちゃん達を操った時の話と間違ってるんじゃないでしょうか?3バカは自分達だけで暴れただけです。
黒松1人殺せないショボい破壊光線は大怪人になってもショボいままなのですが、何故か守の父親はバラオムの破壊光線で死亡。
克美「お父さんを殺されたその悲しさと悔しさを守君…あんな形で紛らわせようとしてるのよ…もちろん許されることじゃないわ!」
杏子「光太郎さん…守君を…あの子をあんなふうにしてしまったのは…」
光太郎「やめろ!僕達だけじゃない!ゴルゴムのために苦しみ、涙している人達が沢山いるんだ…そのことを忘れちゃいけない!絶対に!」
守は街中で父親と待ち合わせしていた小学生を見ます。
父親がやってきて楽しそうに野球しに行きました。
守は面白くありません。
その子が置いていった空き缶を蹴ります。
すると空き缶が飛んでいった方向で突然、おかしなことか起こりました。
近くにいた人達は当然驚いて騒ぎになります。
守もビックリ!
「おい!ここはどこだあ?」
「わかんねえ!」
2人の侍達もビックリしています。
そして逃げ出す2人の侍
守は後を追いました。
2人は建物の影に隠れるとコブラのマークの付いた玉手箱みたいな物を開きました。
すると何やら装置が現れました。
こっそり2人の様子を見ている守
「おい!おっぱじめようぜ!!」
2人の侍が装置のスイッチを動かしました。
「うわ!雨!濡れちゃうわ!」
「雨宿りしなくちゃ!!」
「冷たい〜!!」
慌てて雨宿りする人達
侍達は面白がっています。
「これはどうだ?」
また別のスイッチを動かす2人
寒がる人達
侍達もクシャミしています。
そしてまた別のスイッチを動かしたのか今度は辺りが真っ暗になりました。
次は時間が戻ったらしく人々は朝起きた時の恰好になりました。
「これ!今朝の私の恰好だわ!」
「私もだわ!」
「俺もだよ!」
キャピトラ
またニュースを観ている杏子と克美
「一体私達の時は私達の時間はどこへ行ってしまったのでしょうか?街は今、完全にパニック状態です。何が起こったのでしょう?まことに奇々怪々な現象です!」
突然、テレビの映像もおかしくなります。
驚きすぎて凄い表情をしている克美
「今、電波も乱れています!」
ナレーション
この異常現象を作り出しているのはゴルゴムに間違いない!その姿を求めて南光太郎は走った!怒りに燃えながら!
バイク走行中の光太郎ですが辺りが真っ暗になったり、明るくなったりを繰り返しています。
突然、2人の侍、太一と万作はまた別の空間に落下!
「何?この人達?」と笑い者になっていますが、自分達も逆におばさんに笑い返しています。
しかし何故か逃げ出す人々!
若い女がハンバーガーの入った袋を落として行きました。
「何だこりゃ?」とハンバーガーの匂いを嗅ぐ2人
ここに守が登場!
守「おじさん!それタイムマシーンでしょ?」
慌てて逃げようとする太一と万作
しかし守は2人の前に立ちはだかります。
守「ちょっと待って!僕も一緒に連れて行ってよ!お父さんに会いたいんだ!」
「何だとお!」
「そんなことできるわけないだろ!」
守「嫌なら喋ってやる!みんなに教えてやるよ!時間を狂わせているのはこの2人だって!」
走り出す守
追う太一と万作
しかし守は間抜けにもズッコケます。
守を捕まえる太一と万作
守「やめろ!やめてくれ!僕はただお父さんに会いたくて!助けて〜!」
この守の声がバイク走行中の光太郎に聞こえました。
太一と万作を追う光太郎
光太郎「貴様らゴルゴムか!!」
守を連れて逃げる2人
ここで「過去へ戻れ〜!」とスイッチを動かす太一(まあどっちがどっちか分からないんですが(笑))
すると間違えたらしく辺りは真っ暗に!
「アイタタタタ!」
間抜けな侍2人
ズッコケます。
光太郎「貴様らひょっとしてゴルゴムの!」
「過去へ戻れ!過去へ戻れ〜!!」
またスイッチを動かす太一
顔面から流血しており、明らかにお友達にはなりたくないタイプです。
日本刀で光太郎に斬りかかる落武者
「また間違えた〜!」
「早く何とかしろ!」
「過去へ戻れ〜!!」
またスイッチを動かす太一
何やら空間の入口が現れました。
そこに守を連れて飛び込む太一と万作
守は「助けて〜!」と叫んでいます。
3人はトンネルの中を通って物凄い勢いでタイムスリップ!!
平安時代と思われる絵などが出てきます。
光太郎は落武者から日本刀を奪い取って構えます。
手に絡みつく蛇を必死に振り払う光太郎
鎧が全部落ちてきました。
光太郎「ゴルゴム!」
コブラ怪人は光太郎に襲いかかります。
光太郎はぶっ飛ばされた弾みにジャンプ変身!!
コブラ怪人は長い尻尾を伸ばしてBLACKに巻きつけてがんじがらめにします。
ピンチのBLACKですが、ここで太一か万作かのどちらかが突然空間から現れてコブラ怪人を槍でグサリ!
そしてさっさと逃げました。
これでBLACKはコブラ怪人の尻尾から逃れてコブラ怪人を蹴り飛ばします。
コブラ怪人はヤバくなったので姿を消しました。
タイムスリップ中の3人
「何だってあんなことを!むちゃくちゃじゃねーかよ!」
コブラ怪人を槍で突き刺したことについて文句を言っている1人
「使われているだけじゃねえってことを見せてやったまでよ!あの化け物に!!」
「でもよお!下手に怒らせて俺達けえれなくなったらどうすんだよ!」
「いいじゃねえか!あんな戦、戦でろくに食うものもねえところなんか!美味いなあ!」
ハンバーガーを食べている太一
ここで守は自分の父親が自分と待ち合わせしていて待ってるところ、ゴルゴムによって殺された日の光景が見えます。
守「お父さん!お父さん!!」
叫ぶ守
「守!!ボールならここにもあるから戻って来い!!!」
父親も叫んでいます。
守「お父さん!そこにいたら駄目だ!そこにいたらお父さんは!!」
「暴れるな!!下手に落ち込んだら二度と戻れなくなるぞ!!」
太一と万作が守を押さえます。
守「お父さん!逃げて!!お父さん!!」
ここで大怪人バラオムが父親を殺害するところが見える守
守「お父さん!!エーン!」
泣き出す守
太一と万作ももらい泣き。
ここでコブラ怪人が異空間を飛んでやってきました。
太一と万作の首ねっこをつかむコブラ怪人
「お助けを〜!!」
「分かりましたよ!ご命令通りにいたします!」
また現代の東京にやってきた太一と万作
そして今度は昼休み中のサラリーマンとOLを子供にしてしまいました。
ナレーション
仮面ライダー南光太郎は改造人間である。人間とはその肉体、その感覚の生成過程、速度が全く異なっている。故に彼だけが静止することを免れたのである。
光太郎の心の声「どういうことなんだこれは?」
ゴルゴムのアジト
シャドームーン「時は今、人間共の感覚を遥かに超えたスピードで動いている。のろまな人間共はもはや付いてはゆけない。つまりは静止するしかないのだ!」
ダロム「素晴らしい!流石はシャドームーン様直々の作戦!」
バラオム「時間の流れを操るコブラ怪人の能力を最大限に利用しておられる。」
ビシュム「このまま一気に仮面ライダーめの首も!!」
シャドームーンはいろいろ計算しているらしく額のランプが点滅しています。
光太郎はキャピトラにやってきました。
杏子と克美も静止しています。
ナレーション
彼は改めて感じていた。改造人間の孤独を!たった1人であることを!今や彼は絶望寸前であった!
光太郎は街に出ます。
そして太一と万作を発見!!
「うわあ!!出たあ!!」
逃げる太一と万作
光太郎「待て〜!!」
「何とかしろ!!」
「よーし!」
太一が装置のスイッチを動かすと光太郎も一緒に異空間へ
光太郎「待て〜!!」
太一と万作を取り押さえる光太郎
「助けてくれ〜!!」
「俺達あの化け物に脅かされて、仕方なくこいつ持たされて!勘弁してくれえ!」
一応侍だろうに情けない太一と万作
光太郎「守君はどこだ?無事なのか?」
「いや俺達は知らねえんだ!」
「…そうだ…」
光太郎「信彦!!」
信彦は全身白装束のナルシストファッションです。
信彦「光太郎…全くどこ行っちゃったんだよ…誕生日のパーティーに主役が欠けちゃ話にならないじゃないか…」
光太郎が来ないことに苛立っている信彦
光太郎「あれは…あの時…僕と信彦の19歳の誕生日だ…あの後僕達は…」
回想シーン
光太郎と信彦が改造手術を受けているシーンが流れます。
気を失っていた2人が気が付きます。
2人はフルチンでタオルだけ腰に巻いた姿です。
信彦「光太郎!」
光太郎「信彦〜!!」
ダロムの遺伝子操作ビームを受けている光太郎
光太郎「ウアア!!」
光太郎「そうだ!!あの日から全てが始まったんだ!もしも…もしもあの誕生パーティーに行かなかったら…よーし!!」
光太郎は信彦のいるところへ飛び降りようとします。
太一と万作が止めます。
「やめろ!!お前何やってんだ!」
「そんなことをしたらな!お前時の亡者になっちまうぞ!」
光太郎「信彦〜!!信彦〜!!」
叫ぶ光太郎
光太郎は突然信彦の目の前に落下!
信彦「何やってたんだよ光太郎!パーティー始まるぞ!!」
光太郎「信彦…信彦なんだろ!本当に!改造される前の?」
光太郎は信彦に駆け寄ります。
信彦「熱でもあるんじゃないのかお前?」
光太郎「パーティーは中止だ!行ったら二人とも奴らに!」
信彦「馬鹿言ってないで行くぞ!!」
光太郎「信彦!!行くな!行かないでくれ!!信彦!!」
必死な光太郎
ここでコブラ怪人が太一と万作のところへやってきます。
二人から装置を奪い取り、黄色いスイッチを動かしました。
光太郎「ゴメン!ゴメン!待たせたな信彦!」
信彦「よし!行こうか!俺達のパーティーに!」
光太郎「うん!」
何も知らない2人はパーティーに出かけます。
現在の光太郎は異空間に戻されました。
時計の針が鋭い刃物になっています。
光太郎は腕を早速怪我します。
また迫ってくる針を避ける光太郎
何と守がチェーンで縛られて動けないでいました。
光太郎「守君!!」
光太郎は守を救出しようとしますがそこにコブラ怪人が登場!!
光太郎に襲いかかるコブラ怪人
守は必死にチェーンを抜けようともがきます。
コブラ怪人は舌で守を威嚇!!
守はビビって気を失ってしまいます。
光太郎はコブラ怪人にぶっ飛ばされて時計盤から落ちそうになります。
必死にぶら下がっている光太郎
その光太郎の足を引っ張り引きずり落とそうとする人々。現代の人間ではありません。
光太郎「時の亡者だ…手を離したら僕も同じように…」
光太郎の足を引っ張る時の亡者達は「助けてくれ〜!!」と叫んでいます。
コブラ怪人は光太郎にゆっくり余裕かまして迫ってきます。
これを異空間から見ている太一と万作
光太郎は絶体絶命の大ピンチ!
そして守に時計の針が迫っています。
「おい!!ど、どうしよう?」
「よし!行こう!」
時計盤の上に飛び降りた太一と万作
「アイタタタタ!」
「おい!静かにしろ!」
「待ってろ!今、助けてやるからな!」
太一と万作は守を縛っているチェーンを刀で切ろうとします。
これに気付いたコブラ怪人
太一と万作に襲いかかります。
上手く避ける太一と万作
このすきに光太郎はよじ登りました。
そして光太郎は怒りの変身!
BLACKに変身した光太郎とコブラ怪人のバトルが始まりました。
太一と万作はこれにはビックリ!
「何なんだあいつら…蛇の化け物とバッタの化け物だ!!」
ビビって時計盤の上を四つん這いで動いている2人
「お、おい!今のうちに!」
太一と万作はチェーンを再び切断しようとします。
時計の針はもうすぐそこまで迫ってきました。
1人は時計の針の動きを止めようとします。
「駄目だ…止まらねえ!!」
しかし止めることができません。
もう1人はなんとヤケクソになってチェーンに噛み付いています(笑)
太一と万作の刀ではチェーンは切断できず、針はあと少しのところまできました。
焦る太一と万作
BLACK「守君!!」
コブラ怪人を跳ね除けてBLACKは針をチョップで破壊しようとします。
しかしコブラ怪人の尻尾に阻まれます。
尻尾に巻きつかれたBLACK
絶体絶命!!
守は倒れ込み、その上を針は通過!
無事でした!
「おう!やった!!」
「おい!」
気絶している守に声をかける2人
BLACKはコブラ怪人の尻尾を掴んでジャイアントスイング!
そしてコブラ怪人を放り投げると時計の針に命中して針は破壊されます。
ここでBLACKは折れた時計の針を武器として使用し、コブラ怪人の尻尾を切断!
さらにはボディーを串刺しに!
ぶっ飛ばされたコブラ怪人
死亡フラグが立っているコブラ怪人にキングストーンフラッシュからのライダーパンチ&ライダーキックのコンボを浴びせるBLACK
ついでに時間を操る装置も爆発!!
近くにまた現代の東京に戻る入口が現れました。
BLACK「さあ早く!脱出だ!!」
BLACKは守を抱いて太一、万作と一緒に脱出!!
BLACKは光太郎に戻っています。
「アイタタタタ!タアタアタアタア!」
相変わらず面白い太一と万作
光太郎「守君!大丈夫か?」
守「うん!」
笑顔の守
「うん?アララララ!あんた…バッタ男!」
「おお!おお〜俺達帰れなくなっちゃうぜ!どうしよう…」
「どうしよう〜!」
狼狽している2人
しかしここで江戸時代?に帰る入口が現れました。
光太郎「おい!あれだ!あれに飛び込め!!さあ!」
光太郎が促します。
「サヨナラ〜!」
太一と万作は入口に飛び込んで消えました。
光太郎「おい!忘れもんだ!!」
入口に向けて竹刀を投げ込む光太郎
「ありがとう〜!」
そして静止していた人々も動き出し東京は活動を再開しました。
キャピトラで静止していた杏子と克美も動き始めました。
杏子「できたわよ!克美さん!」
克美「うん!」
コーヒーを入れる杏子
克美「はい!ありがとう!」
杏子「私も飲もうっと!」
克美「うん!美味しい!」
笑顔の克美
杏子「ウフフフ!」
杏子も笑顔です。
光太郎は守と一緒に守の父親の墓参りにやってきました。
福沢家の墓です。
花を供える守
守「ごめんなさいお父さん…僕…甘ったれてた…でももう大丈夫…心配しないでいいよ!」
精神的に成長した守に光太郎は笑顔
ナレーション
少年は今、1人で歩いてゆくことを強く生きてゆくことを父に誓った!南光太郎も今、戦いに過去はいらない!戻らない昨日を求めるより、来たるべき明日に希望を託して戦おうと新たな決意に燃えていた!頑張れ!仮面ライダーBLACK!走れ!明日に向かって!
太一と万作ですがゴムパッチン芸で一世を風靡したゆーとぴあです。
どっちが太一でどっちが万作なのかは分かりません。
そのため記事がとても書きにくかったです。
タイムリープはリベンジャーズが今、とても流行っている漫画、アニメです。
過去を変えたい、あの時ああしていればこんなことにならなかった…誰しもそういう過去はあるでしょう。
コブラ怪人に脅されて従っている太一と万作ですが、コブラ怪人を不意打ちで刺したり、守を助けようとしたり、勇気ある行動を見せてくれています。
今回のコブラ怪人も蛇とタイムリープが全くリンクしません。まあリンクしてるのは夢を操るバク怪人くらいかもですが。
仮面ライダー作品でタイムスリップ、タイムリープを扱ったのはこのBLACKの第41話が初でした。