東京のインドカレー有名店は行きやすいところならどんな感じか行ってみたい、というわけで、例えば食べログでよく見かけるようなところはだいぶ行った。
しかしかなり前から知っているのに行っていなかったカレー屋があった。
場所も、用がないと行かない方面で、行くことがあってもゆっくりできない通りがかり時だったり。
そのうえ、店は混んでると聞いたし、店員がインドに行っている間は休みとか、行ける時が限られる。
桜新町の、「砂の岬」
前に、空猫さんにも勧めて(自分、行ったことないのにw)
自分行ってないうちに、空猫さんは行ってくれていたのだった。
色んなカレー大好きの同僚は、3回行ったと言っていたが、いつも並んだと。
カレーと言うと、夏のイメージだし、冬の寒い時期はそれほど行列しないのでは?と、今年1月の終わりころに行ってみた。
開店11時半なので、11時15分くらいに行ったら、2人店の前に並んでいた。
土曜日のこと。
しかし、ちょっと早めに開けてくれて中に通してくれた。
案内されたのは2階。
外観(撮るの忘れたが、空猫さんの記事にあり)も変わっているが、中はもっと凝っていた。クリケットの打つ道具みたいなのがある・・・
ちょこちょこちょこちょこ集めてきたのかな~
これだけ色々置いていると、掃除大変だろうな。
バランスよく配置されていて、エアコンもうまいこと覆いの飾り付けていたり、ぬかりないデコレーション。
組み合わせも、なんでもあり。外国人(インドに対して、日本人は外国人、という意味で。ここは日本人オーナーの店。)だからこそできる、文化ごちゃまぜ取入れスタイルってあるよな。現地の人だったら、それはあり得ないっていう組み合わせも、外国人だと教わらないと分からない。
作法の違いについては、体験しないと分からないことが多い。
それはともかく、この店は飾りつけ楽しんでいるのが伝わってきて、そこにいるのも楽しい。
砂の岬に人が並ぶのは、人気メニューが数量限定だったり、席数が少ないためというのもあるだろう。しかし、狭いのに広々と使っているのは居心地がいい。
メニューは、季節ものがあったり、セットも時価みたいなところあったりで、決めるのも最初は戸惑った。チャイの種類もあるし。
この店人気のスペシャルミールスを頼んだが、これって、値段がはっきり書いてないのだ。~円から~円という目安はあるが。
ベジのスペシャルミールスを頼んだが、小さな皿、それぞれしっかり味違っていて、どれも歯ごたえやスパイスの違いも楽しいし、フレッシュな感じがした。
材料も、料理も凄くちゃんとしてる。
こんな綺麗なミールス、インドでは絶対ないんじゃないか?日本でもミールスの形ではあるが、う~んどれも微妙っていう店もある。砂の岬のミールスは、ほんと凝ってるなーと感心した。
美味しい。
本日のカレー的なカレー。カニのカレーだったが、食べにくかったものの、身がたっぷり。そして、カレー自体が試行錯誤されてる丁寧さ。
牡蠣のスパイス漬けのような感じの一皿。味付けのバランスが良い。
チャイは、味の濃いものを頼んでみた。スパイスも効いたもの。
甘さも濃さも、スパイスの香りもちょうどよかった。
デザート、頼みたかったものが売り切れていたので、ミルクシャーベット的なもの(クルフィ)を頼んだ。スパイスとピスタチオの入った、アイスミルク。
前にどこかで食べたことあるなと思ったが、どこでいつだったか思い出せず。
十分満喫したので狭い階段を降りる。
階段だったり、洗面所だったり、この店の雰囲気で統一されていた。
一階のカウンター席、狭いけれど楽し気。
カレーは美味しかったが、この店、食べログの評価と、Googleの評価がまるで違うそうで。自分は大満足だったが、ちまちましてるのに高い!と気に入らない人もいる模様。
色とりどりで、目までお腹いっぱいになったけれどな。
メニューややこしめ、値段も高めだけど(よく知らずに空猫さんに勧めてしまったが)、自分としては満足したので、機会があったらまた行ってみたいと思った。
ちなみに、近くに、長谷川町子美術館もある。
長谷川町子美術館は、4月13日まで休業中(工事)。以前行った時に印象に残ったのは、サザエさんの家の模型だった。かなり大きい家・・・!