ロシアと国境を接し、ヨーロッパの最東部に位置するベラルーシ共和国。東欧諸国やロシア料理の影響を強く受けた食文化が根付いているベラルーシはロシアで御馴染みのボルシチを始め、ドラニキやピロシキなどの東欧で広く食べられているお料理を楽しむことができる国の一つで御座います。
そんなベラルーシ料理を日本で唯一食べさせてくれるお店が六本木一丁目にある「ミンスクの台所」です。ここは六本木や麻布十番の繁華街からも離れている言わば孤島と呼ぶに相応しい麻布台や飯倉片町付近にありますので、誰にも邪魔をされず独創的なお料理を楽しむkとおができる隠れ家のようなお店で御座います。
まずはザクスカを注文。
ザクスカは主にルーマニアなどの東欧諸国で食べられるナスや玉ねぎなどの野菜をトマトペーストで炒め煮をした保存食。ミンスクの台所では、バケットが付いた自家製ハムなどの盛り合わせとして提供されています。
バゲットと生ハムの盛り合わせなんですが、日本料理にはない独創的な味付けがされていてとても新鮮です。
飲食業に携わってる皆様はこういう所から新しい食材のヒントを得るのも面白いことかなとは思います。
続いてはドラニキ。
ドラキニは最早ベラルーシの国民食とも言えるお料理で、東欧で広く食べられている美味しいじゃがいもパンケーキです。ベラルーシでは、じゃがいもという食材と特に大切にし、色んなお料理に使用致します。主食はもちろの事、マッシュポテトやスープの具、さらにはデザートにだってありとあらゆる食材にじゃがいもが登場致します。
お味はお餅のようにもちもちとしていて、スナックでもなく、主食でもなくその中間食のような味わいでしょうか。なかなか日本にはこういう食べものがないので比較のしようがないのでなかなか伝わらなくてすみません。日本人でいうポテトのように愛されているといっても過言ではないでしょう。
ポルチーニのつぼ焼きを。
熱々のパイ生地を開けて崩すと、ポルチーニの芳醇な香りが漂ってきます。一見すると中にスープが入ってるのではと思って、中に"こんにちは"を致しますが、なんとお米が入っているんです。実はベラルーシは日本以上に食品ごとにきめ細やかな基準値があります。ベラルーシというか東欧諸国からすると日本の食材ってなんて緩いんだって言われるほど健康食を国民的に謳う風潮がありながらも実はゆるゆるなんですね。
私はあまりその辺りは気にはしませんので、食べれるものであればなんでも食べます。
水餃子を。
ペリメーニは、小麦粉と卵をぬるま湯(または牛乳)で練って作った薄い生地に、細かくひいた肉や野菜を包み茹でて食す、ロシア料理の一つ。所謂日本でいう水餃子で御座います。
日本の餃子よりもモチモチとした食感が特徴。具材よりも皮の食感を喘鳴に押し出したお料理でしょうか。スープについてはかなり薄味です。この辺りは好き嫌いが分かれるかもしれませけど、シンプルな水餃子の旨味を前面に押し出したお料理と言えばよいでしょう。
こちらはマチャンカ。
このパンケーキを添えたマチャンカは、ベラルーシを代表する料理のひとつです。ベラルーシではお料理の随所にサワークリームが使われていて、煮込み料理や炒めもの、そしてデザートソースにも使われると言いますから驚きです。そんなマチャンカは、簡単にいうとクレープをソースにつけて食べる料理。このミンスクの台所でも、クレームにゴロゴロとしたお肉と掛け合わせで食べる面白いお料理でございます。
いやいや恐れ入谷の鬼子母神で御座います。
如何でしょうか。日本で唯一ベラルーシの家庭料理を食べることができる「ミンスクの台所」。店内もメルヘンチックでベラルーシの民芸品の数々が異国情緒感を醸し出しテンションを高めてくれます。なによりも店員さんもロシア風のメルヘンチックなミーラヤな方々ばかりなので思わずハラショーと叫びたくなります。
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え?ロシアに被れてるですって。申し訳ございません。破れかぶれな人生でございますので。
皆様も遠い東欧の地、ミンスクを思い浮かべながらベラルーシの国民性に触れるのも良いのではないしょうか。
住所:東京都港区麻布台1-4-2
TEL:03-3586-6600
営業時間:17:00~22:30(L.O.22:00)
定休日:日曜
備考:
【味】3.5
【価格】3
【雰囲気】3.5
【サービス】4
【混雑】4
※お店の評価基準はこちらを参考にしてください。
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written by tamito0201(たみと)