こんにちは、UGOKのつっきー🛌です。
前回の記事はこちら
さらに問題文を作っていこうと思います。
今回はInstagramに関する問題です。
肖像権などを中心に考えていきたいと思います。
問題
Fくんは今日高校を卒業し、お祝いとして友達数人と仲が良かったOBを呼んで卒業パーティを開きました。
すると一人のOBがFくんたち卒業生を勝手に撮影していることに気づきました。
少しびっくりしていきなりやめてくださいと注意しましたが、一枚くらい良いじゃないとはぐらかされました。
それ以降は普通に楽しいパーティーをして最後に記念撮影をし、パーティーはお開きになりました。
後日、Instagramを見ると、パーティーのことを投稿されていました。
そこでFくんはあることに気づき驚きました。
なんと、撮影許可をした覚えのないFくんたちの写真がアップされていました。
OBが犯した権利の侵害はそれぞれなにか。
最もあてはまるものを下記の3つの選択肢の中から選びなさい。
①個人情報保護法
②著作権、肖像権の侵害
③肖像権の侵害
解答
今回は肖像権の侵害にあたります。問題文のように自分ではなく他者が得た私たちの個人の情報は自らでコントロールすることが難しいです。
また、自分たちが加害者として訴えられる可能性もあります。
そのため、SNSなどにあげる情報などにも注意が必要です。
①不正解 個人情報保護法→個人情報の適正な取扱いに関し、基本理念及び政府による 基本方針の作成その他の個人情報の保護に関する施策の基本となる事項を定め、 国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、個人情報を取り扱う事業 者の遵守すべき義務等を定めること 個人情報保護委員会より
個人情報を扱うすべての事業者に対して個人情報の取り扱いルールを定めたものなので今回は関係がない。
事業者とは取り扱う個人情報の数に関わらず、例えば、紙やデータで名簿 を管理されている事業者は、すべて「個人情報取扱事業者」となり、 法の対象になります。 「事業者」には、法人に限らず、マンションの管理組合、NPO 法人、自治会や同窓会などの非営利組織も含まれます。
②不正解 著作権→思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。 著作者 とは著作物を創作する者をいう。
日本国著作権法(平成17年6月29日改正,平成17年11月1日施行)より
要約するとオリジナルでなにか作ったもの全般のことを言います。今回の写真にも著作権存在がする可能性があります。しかしその写真をOB以外の他者が利用したことによるトラブルではないため侵害したことにはならない。
③正解 肖像権→みだりに他人から写真を撮影されたり、それを公表されたりしないよう誰に対しても主張できる権利のことです。撮影の拒絶、公表の拒絶、パブリシティ権の3つが含まれていると考えられます。
参考文献
デジタルウィズダムの時代へ 若者とデジタルメディアのエンゲージメント 高橋利枝 2016年10月7日発行 p.171-178
ネットジェネレーションのための情報リテラシー&情報モラル 加納寛子 2008年1月15日 p.72-73
サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル(第2版) 清水陽平 2016年12月15日 p.35-36
ありがとうございました!
🛌 つっきー
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