今日はRippleとXRPの歴史とXRPの価値について書いていきたいと思う。
まずRippleの歴史なんだけどどこから振り返ったらいいかな。ええっと............そうだな。
Ryan Fugger(ライアン・ファガー)っていう人が、2004年にRipplepayを考案して、4月18日にMoney as IOU という論文を公開したのが原点だったな。で、その翌年Ripplepay.comってサービスを始動させたわけだ。これはどんなサービスだったかっていうと、例えばAliceからDavidにお金を渡したい場合、AliceはDavidのことをよく知らないけど、知り合いのBobやChrisはDavidのことをよく知っている。だから、Alice→Bob(orChris)→Davidというような橋渡しで金が渡されていく信頼に基づいたシステムでの送金ビジネスだったようなんだ。
その後、Ryanの事業はChris Larsenらに譲渡され、2012年のOpencoin設立へと繋がる。
Ryanの事業を引き継いだOpencoinはRipplepayの改良版としてRTXP( Ripple Transaction Protocol )の開発をスタートさせた。
仕組みとしては、Ripplepayとは違って間に立つ人は必要なく、例えば日本にいるAがアメリカのBに支払いをしたいとき、AはCの発行した米ドルのIOU(借用書)をBに渡すって形になるわけだ。こういうやり方にはカウンターパーティーリスクといってCがIOUの額面どおりの支払いが出来なくなったりトンズラこいたりしてしまうようなリスクがつきものだ。
そこで、XRPブリッジング送金だ。これならIOUのやり取りが無くても直接日本円→米ドルへの変換が可能になる。
そういうシステムをOpencoinは銀行やら送金業者やら色んなところに売り込むことにした。
で、社名をOpencoin→RippleLabs.inc→Ripple.incに変えたり、AstropayやらEarthportやらと提携したりNACHAに加盟したり、
David SchwarzやBrad Garlinghouseなどのエリートな人達が入社したり、より銀行に受け入れてもらいやすくするためにRipplenetをxCurrent,xRapid,xViaに三分させたり、ILPというあらゆる法定通貨や仮想通貨をやり取りするための仕組みを作ったり、RCL LedgerからXRP Ledgerへと呼び名を変えたり........
ってのを経てRippleは発展していったわけだ。
今や世界中に百行以上の銀行と提携を取り、いろんな業界から優れた人物が入社するようになり、米国内でロビー活動を始めようかってとこまで来たRippleだけど最終的に目指しているのはそう、『価値のインターネット』の実現だ。いつでも気軽にお金を送ったり受け取ったりできるって素敵だと思わないか?
XRPの存在意義
そんな歴史的経緯を辿ったRippleだけど、じゃあ結局XRPって何?って話になるかな。
まぁ、XRPっていうのはさ、Ripplenet内にあるデジタル資産っていうのが正確な表現かな。それは、株や債権とは違ってRippleに対して何かの権利を奮えるってわけでもないけど、国際送金やらマイクロペイメントやら色んなことに使えて便利だろってハナシ。しかもBitcoinみたいにマイニングとかいう電気の無駄遣いで取引を正当なものと承認なんて作業も必要ねぇから省エネでもあるわな。
そんなXRPが今後どんな発展を遂げるか楽しみだね。