「人工知能は人間を超えるか」を読んでみた

なこんにちは！

ポロシャツリーマンのyoshikiです！

今回は⬇︎この本を読んだのでその感想を書いていきます！

本のタイトルは陰謀論や人間滅亡説を

論じるようなタイトルですが、

内容はそういった類のものではなかったです。

大まかな内容は以下の通りです。

・AIとは何か

・AIのブームについて

・ディープラーニングについて

・そのディープラーニングの先に何があるのか

AIについて丁寧に詳しく書かれてます。

AIの本は、数式やプログラミング言語から

AIについて説明されているのも多いですが、

この本は言葉で正確に説明されているので、

そういう専門的知識がなくても、

AIが理解できるようになっています。

そのため、AIについて勉強しようとしてる人には

最初の本としてオススメです。

僕もAIのG(ジェネラリスト)検定を受験する前に

一読して勉強しました。

この本を読めば、

AIは昔から研究されてきたこと、

何回かAIという言葉がブームになったこと、

何が原因でそれがブームで終わったのか、

ディープラーニングはその原因をどう打開したのか、

そのディープラーニングがあると今後どうなっていくのか、

それらがよく分かります。

結論、AIにはなんでもできるのですが、

勿論、苦手な分野もあるようです。

なので、ある分野では人間を超えるかもしれませんが、

完全に人間を代替するようなものではなさそうです。

(あくまで現状ですが)

こう考えると、

人間の仕事がAIに乗っ取られることを心配する前に、

AIの強みと弱みをしっかりと理解し、

「どうやったらAIで人間をサポートできるか」

「自分はこれからどうやってAIと共存していくか」

を考えるべきだと思います。

人間は、オバケや死のように、

"未知"に対して恐怖や畏怖の念を感じると

僕は思います。

シンギュラリティが来て、

(シンギュラリティとは、AIの性能が上がり、"ある地点"で、AIが自ら勝手に学習していき、人間では手に負えなくようになる、その"ある地点"のことを言います)

僕ら人間の仕事を全てAIが奪い、

「仕事がなくなっていくんだ！」

と、騒ぎ立てる気持ちはわからないでもないですが、

まずはAIについて勉強しましょうよ

と、思います。

この本にも

"「技術の現状」に対する認識を正しく持つ必要がある"

と書かれています。

そして僕は今、AIに仕事を奪われる前に

AIを使いこなせる側に回れるよう勉強しています。

職場ではAI導入のリーダーやらせてもらってますが、

すごくいい実験場だと思っています。

そのAI実験をやってて感じたことを書きます。

これはすごく大切だと思います。

AIはあくまで、問題解決の"手段"であること。

AI導入について上司に話すと

批評家か夢想家に分かれます。

批評家はまだいいです。

AIを信じていないので、

少しずつ有益であることを立証していけばいいので。

厄介なのは夢想家です。

AIはなんでもできると思ってるパターンです。

そうすると、なんでもかんでもAIとなり、

AIを導入することが目的となった上で、

導入することで何が嬉しいのかが

どこかいってしまいます。

しかもなんでもできると思っているので、

自分がやりたい業務改善に"とりあえずAI"

と、なってしまいます。

こうなると逆に説明が大変になります。

「これはできて、これはできない」

この説明作業はかなり大変です。

上司への説明には、

「あくまで手段であること、

他に最適な解決手段が無ければ、

AIを導入する必要があること」

を説明すべきです。

そして、AI導入の方向性がズレていかないよう、

自分でも上記のことを肝に銘じておくべきだなと思いました。

最後の方は、本の話ではなく、

自分の話となってしまいましたが、

今回はこれにて！

ご観覧ありがとうございました！