こんにちは!
ポロシャツリーマンのyoshikiです!
今日は⬇︎この本を読んだのでその感想を書きます。
可愛らしい絵が散りばめられた表紙。
思考法図鑑という名前と対称的にすることで
興味を引くようにしてあるのだろう。
中身も表紙同様に、
難しい思考法を図とステップで
分かりやすく表現されている。
第一印象は、著者はものすごく本を読んでるのだろう。だった。
論理的思考からはじまり、
ストーリー思考、オプション思考、ボトルネック分析など
ビジネス書で描かれている
横文字思考を網羅的に簡潔にまとめてある。
思考法を勉強したい人にはおすすめ。
この本の良さは、どこから引用してきたか
わかりやすく書かれているところ。
この本で浅く広く知識を得た後に、
気になる思考法をピックアップし、
関連書籍でより深く学んでいくのが
いい使い学習法だと思う。
その中でも勉強になった一つの思考法を書きます。
それは、
「PAC思考」
と言われるものです。
Premise(前提)
Assumption(仮定)
Conclusion(結論)
の3つで主張は分解できるというもの。
正直、当たり前っちゃ当たり前。
ただ、僕の会社では問題解決、PDCA、なぜなぜは、
ものすごくやるのですが、
それ以外のこの手の話は全くないので、
どこか新鮮だったのだと思います。
この思考法、勿論自分の主張を整理するのにかなり有効です。
しかし、人の主張を整理し、理解するのにはもっと有効です。
なぜなら
自分ではなんとなく理解できてるのだと思うんです。
自分が何を前提にしているのか。
自分の場合、主張の方向性がズレそうになった時は、
前提を一度振り返ればいいだけです。
しかし、相手の主張はそうはいきません。
そもそも何を前提にしているかわからない上、
理解が食い違った時、相手の前提を振り返ることはなかなかできません。
なので、常に相手の前提は何か考えながら話をする必要がでてきます。
何を前提に話しているのか
逐一確認しながら進めていくのが
大事なのだと思います。
その能力を鍛えるため、
僕は誰かの主張やプレゼンがあった時、
・この人は何を前提に話しているのか
・それを基にどういう仮説を提唱しているのか
・最終的にどういう結論にいたったのか
これら観点で人の話やプレゼンを聞いています。
それをすると、
あれ?この人前提が少しおかしいな。
仮説が前提と繋がってないのでは?
と、今までよくわからんからと聞き流していた話を
真剣に聞けるようになり、
質問もうまくできるようになりました。
この本おかげです。
ただ、この手の話をしていると、
「かっこいい横文字ばかり覚えてると、
頭でっかちになるぞ!
フレームワークなんて実社会では通用しない!」
なんて言葉が聞こえてきそうです。
こういうもの言いする人の意見を
僕は基本的に理解し難いですが、
一旦理解してみましょう。
かっこいい横文字ばかり覚えると頭でっかちになる(仮説)
フレームワークは実社会で通用しない(結論)
おそらくこの手の意見はいつも前提が抜けています。
そこを説明してくれないから
会社では上と下が食い違うのでしょう。
・フレームワークは手法の一つ(前提)
・手法は使って初めて有用なもの(前提)
これら前提が抜けているのですね。
これだったらなんとなくわかります。
しかし、仮説がおかしいですね。
頭でっかちは知識だけ豊富で実を伴なわいことを指しますが、
いつどこでフレームワーク使わないと宣言したのでしょう。
「そんなものはどうせ使わないだろ!」
これは前提ではなく、偏見ですね。
まずそこがおかしい。
あと使うためにはまず覚えないといけません。
覚えることを否定する言い回しもおかしいですね。
つまりは、
フレームワークなんてオレらの時代で使ってなかった(前提)
どうせ使えないものだ(偏見)
だからそんなものばっかり覚えるやつは頭でっかちだ(偏見)
フレームワークは実社会では通用しない(偏見)
一回、偏見が入ると、ずっと偏見ですね。
論理的では違うありません。
学びたい欲求・成長したい欲求がある人は
先入観を持たずに好奇心強く
物事を見つめ、取り組んでいくのが一番ですね。
話は脱線しましたが、
超個人的意見でした。
今回はこれにて。
さようなら!