皆さんは収入が上がったのに、つい支出が増えてしまい結局は変わらないという経験をしたことはありませんか? それはもしかしたらパーキンソンの法則が働いているかもしれません。
○パーキンソンの法則とは
パーキンソンの法則とはイギリスの歴史学者政治学者であるシリス・ノースコート・パーキンソン氏が提唱した法則のこと
法則は2つあり
第1の法則
仕事の量は完成に与えられた時間を全て満たすまで膨張する
第2の法則
支出の額は収入の額に達するまで膨張する
という特徴があります。
今回は第2の法則について説明します。
例えば仕事をしていて月に20万円の収入があったとします。
その人の支出の額は19万円なので1万円が貯金できる額です。
ある日役職が上がり、収入が25万円と収入が5万円アップしたとします。
収入が増えたので、ちょっとくらいならお金を使うということが積み重なり、支出は
24万円となり、結局前と同じ1万円しか貯金できないという結果になってしまうので
す。
人間はお金があるとつい使いたくなる生き物です。
そうならないための対策を見ていきましょう。
対策1
目的を明確にする
何のためにお金を貯めるのか、1ヶ月にいくら貯めるかなどを決めることで、目的が明確になり、行動しやすくなります。
コツはただ120万円貯めたいという抽象的に設定するのではなく、○月○日までに120万円貯めると言ったように期限を決めることをお勧めします。
対策2
先取り貯金
給料が振り込まれる口座と別の口座を用意することも大切です。
口座を分けることで、先取り貯金をしていることが明確になり、達成感を感じやすくなります。
まとめ
人間はお金があるとつい限界まで使ってしまう特性があります。
なのでパーキンソンの法則のことを知り、目的を明確にする、先取り貯金をすることを実行することでお金の使い過ぎを防ぐことができます。