ご存じ「不平等なカードゲーム」で売っているクリプトスペルズなのですが、いまい
ち、こう「突き上げて来るもの」っていうものがないんですよね。
現在のクリプトスペルズの不平等さというのは
・レジェンドが超強い。持っていないと超不利。そして超高額(6ETH以上)、販売枚数が超少数(19枚)のため、手に入らない。
・いくら採掘しても、シルバーが超出ない。(1/200以下)コンプリートはトレードをしないとしんどい。
・ブロンズがそろわない。一日で手に入れられるカードの枚数が少ない上に、「重複するカードが出ない」というようなコンプリート支援がない、その上トレードもできないのでそろえようとすると相当困難である。運営から購入できるが、かなり高額(0.03ETH)のため、買えるには買えるのだが、ちょっと買いにくい。枚数も結構あるし。
・余ったブロンズを販売するレートが超低い。(1枚=0.00003ETH)販売価格の1/1000である。これについては、プレイヤーがカードを購入などをすると買取価格が上昇するらしい。もちろん、みんながブロンズを買い取りに回すとレートは下がる。つまり変動相場制。
つまりですね、「カードがそろわない」というのがクリプトスペルズで言うところの「不平等な」部分なわけです。
なんですが、困ったことに実際にプレイしてみると、いまいち不平等に感じないというか、毎度毎度同じような不毛な消耗戦をやらされている気分になるのです。
というのも、
「ブロンズがすごく強い」かつ「共通カードに除去が充実している」ため、結構同じ対戦になりがちなんですよね。要するにみんな同じカード使ってるんですよ。
結局のところ、実は「みんなにやさしい作り」なんですよ。
除去として、
これだけのラインナップがあり、
さらにドローソースとして、
こういった結構強力なカードがすぐに手に入るため、別に全部そろってなくていい。むしろ全部入れたらやりすぎちゃう。色固有のカードや、シルバー、ゴールドが入れられない。
さらに、「どんなデッキでも強いカード」がたくさんあるのに、「デッキの中心になるカード」が、レアリティが高いカードを含めても余りない。
現在だと、
この2枚くらいじゃなかろうか。
なので、「デッキの種類」が全然ないんですね。
金太郎飴なんですよ。みんなのデッキがそこそこ強くなるのは、まあいいことなのかもしれませんが、「そこそこ強い似たようななデッキ」と戦い続けるのは疲れるし、新しい発見もないので、作業になってしまう。
カードの追加は結構な頻度で行っているのに、いつも「置きに行った」カードばかりが追加されるんですよ。もうデッキパンパンなんで、そろそろ主軸になるカードが欲しいです。「あのカードほしいなぁ」と思えるカードが欲しい。
とにかく、ゴールドでもユーティリティを出すのはもうやめましょう。
お金を取るんですから、ユーザー体験を拡張させましょう。
多様性を拡大しましょう。トレーディングカードゲームってそういうものでしょう。
今日はこの辺で。