先日こういう記事を上げまして、
結構微妙な反応を示されたので、一応僕がマイクリのファンなんだぞ。
全然デュエルしないけど、そもそもプレイ頻度落ちてるけど、総合的にファンなんだぞというところを記事にしようと思った次第です。
題してマイクリで好きなところTOP3。
第3位:lab
いきなり今存在システムなのですが、それだけ衝撃的なシステムだったんですね。
ポイントは、プレイヤー対プレイヤーの取引であるにも関わらず、取引をさも運営と行っているかのように思わせられるところ。
本当はCEをプレイヤーが購入したことで支払っているGUMを運営から供給されているかのように見せられるという点です。
結局CEの供給過多で崩壊してしまったのですが、labが悪かったわけではなくてCEの需要を作れなかったのがいけなかったのだと思います。
いまのTOKUシステムは確かにCEの需要を無限に生産できますが、本当に運営がGUMを支払っている状態です。そしてTOKUの配当はいつでも好きな時に運営が変更できる、安全性と安定性をとる代わりに、できるだけプレイヤー側に決定権をゆだねていく当初の理想を廃棄したシステムです。
「挑戦する者」から「牽引する者」へマイクリの役割が変換されていっている現在、「サービスを維持すること」自体がかなり大きな意味があることになってくるんですよね。ちゃんとした形で次回作の「S」や「ブレヒロ」のような亜種を生み出していくためにも、ここで倒れるわけにはいかないですからね。
そう考えると「大企業病」ていうのは、勝って勝って勝ちまくった企業が陥る病なので納得してしまう節があります。
第2位:LAND
マイクリの思想のほぼすべてが詰まっていると思われる「LAND」です。
まさか証券会社を通さずに株が売られるとは思わなかった。
そして、法律にも何にも守られていない、言ってみれば口約束のような権利に、さらに500ETHという高額な商品に対して、こんなにみんなが群がるとは思ってもみなかった。
これも先ほどと同じように
・収益を分割する代わりに、プレイヤーにゲームを盛り上げてもらう
・コミュニティを形成して運営してもらう
・ステークスホルダーにさせることでマイクリから離脱させない
という、プレイヤー自治、プレイヤーの行動自体をゲームの一部として機能させる思想が具現化したものです。
この文法の場合、デュエルはLANDの一部です。
デュエルを盛り上げるためにLANDがあるんではなく、LANDの存在意義を作るためにデュエルが存在するんです。
LANDコミュニティが団結する意義が必要ってわけですね。
最初LANDのシステムを見た時、描いている理想に衝撃を受けて、LANDを買って、その後実際に目にする現実に打ちのめされるわけです。
ユーザー自治っていうのは難しい。利益が絡むとそこがさらに難しくなる。
でもこれはLANDをやってみないとわからないことだったのです。
1位:MCH+
1位はまさかのゲーム外のMCH+です。
ここではマイクリを発端とするネットワークってことですね。
クリスペもMCH+に含まれます。
マイクリの開発によって創作された様々な仕組み(ダッチオークション、ランド、NFTを利用する各種API)やノウハウを提供して、ブロックチェーンゲームの拡大を目指していくと。
提供された企業は開発費用を抑えられるし、マイクリの眷属ってことである種宣伝にもなるわけです。
同じようなゲームになってしまう危険性もありますが、一部のみの利用もできるわけですし、そこは利用する側の責任でしょう。
そして、眷属が増えるたびにマイクリ、もしくは運営会社double jump.tokyoの発言力も上がり、例えばNFTコンバートのような形でプレイヤーの流入を促進する代わりに自社で発行したNFTを引き取ってもらったりすることができるようになって、いつの間にかブロックチェーンゲームのほとんどがマイクリの息がかかっているということにもなりかねない。
今までは、大手がパーセンテージをとる商売をしていたと思うのですが(コンビニのフランチャイズ、家庭用ゲーム機、AppleStore、芸能プロダクション)、
パーセンテージをとるのではなく、影響力だけをとにかく取りに行っているというのがいかにも今っぽいと思います。
「とりあえず拡散させることが大事」
とにかく種をまけるときに撒いておく。
最初は個人開発のミニゲームとかも期待していたのかもしれないですが、何せ障壁が高いし、その障壁を乗り越えられる人は事業にしちゃっている感があります。
それでも、結構企業の方でMCH+がポコポコ出てきているのでここからに期待ですね。
最初に「マイクリ」というゲームを成功させて、APIに価値を持たせて、それを拡散させていくことで、よりマイクリの価値を高めていく。
これって、「マイクリのアセットの価値を高めるためにユーザーを増やそう」っていう理論によく似てますよね。
つまり、運営もプレイヤーの一人ってことなんですね。扱っているアセットが通常プレイヤーのものと違うだけで。
と、マイクリの好きなところを語れば語るほど、マイクリをプレイする意義というものに疑問を覚えてくる今日この頃なわけですが、マイクリは「旗印」ですから。
マイクリが崩壊すると、この先の夢も幻になってしまうので。
おまけ:手塚プロコラボについて
マイクリが手塚プロとコラボすると聞いて、「マイクリらしいな」とおもいました。
・今バリバリ人気なIPとコラボすると経費が掛かりすぎる
という現実的な理由のほかに
・プレイヤーの年齢層が高いので、「一般常識」として手塚治虫の漫画、アニメを知っている
・海外にも知名度があるし、熱心なファンが見込める
・ほかにコラボしているゲームがないので、総じてレアリティが高い
という事情や
・自分たちも手塚治虫のような第一人者になりたい
という思いが乗っかっているように思えます。
手塚治虫の漫画って今読むと正直微妙だと思うんですよね。
今の漫画家の方が絵も上手いし。(個人の感想です)
でも「この人が漫画のコマ割りを作ったんです」と言われれば、だれでもその偉大さに異論を唱えられないんじゃないかと思うんですよね。
そういうなんか「発明品を残したい」って気持ちが強く出ている今回のコラボだと思いました。