いきなり怪しいタイトルで始まりましたが……。
実際は「ソフトバンクの株主になると、20000円ぐらいで2000円相当の優待が貰える」という、あんまり大したことないお話です。
ちなみに優待は固定で、これ以上買っても多く貰えるわけではありません。
ここで最も書きたかったのは「株主優待は概ね廃止される流れだったが、とある目的で新設する企業が増えてきた」ということです。
以下の記事をどうぞ。
「株主優待は概ね廃止される流れ」となったのは、利用できない機関投資家などから「不公平だー!」という声が挙がっていたからなんですね。
これに対して、新設する会社には「とある目的」があったわけです。
上記リンク先から引用させて頂きます。
株主優待を新設した企業で目立つのは、①優待を売り上げ拡大につなげる②利益を増やし株主還元余力を高める③成長と株価上昇でさらに株主に報いる――という道筋を意識した取り組みだ。
例として一番わかりやすいのは、良品計画さんですけれども。
良品計画は投資家向け広報(IR)にも力を入れている。優待導入と歩調を合わせて個人投資家向けの専用サイトを開設し、「株主・ファンミーティング」を全国で開催。ファンミーティングは株主以外も参加でき、動画も公開している。「キャンセル待ちが200人ほどにもなる回もある」(宝地戸さん)という盛況ぶりだ。
優待カードが5%引きだった時は、ファンミーティングでたびたび割引率引き上げの要望が出た。7%に引き上げ発表後は感謝の声が相次いだという。ここ1〜2年で同社株を3年以上保有する個人株主の割合が増加。優待でさらに長期株主を増やしたい考えだ。
「優待は、株価上昇、配当と並ぶ株主に報いる3本の矢の一つ」と宝地戸さん。優待カードでの売り上げは平均より多い。
「狙ったわけではない」(宝地戸さん)が、優待が売り上げ向上に一役買えば、配当の原資となる利益が増え、株価も上がるという良好なサイクルが見込める。
このタイプだとカゴメが昔から有名で、何とかショックでも他社に比べてあんまり株価が下がらなかったのを思い出しました。
そしてタイトルのソフトバンクさんが以下。
ソフトバンクは、26年3月末時点の株主から優待を導入し、PayPayポイントを1000ポイント贈る。これに先立ち24年10月1日に株式を10分割。分割前に10株持てば、分割後に優待条件の株数を満たす。総務本部副本部長の吉岡紋子さんは「配当と優待の総合利回りが10%程度という水準を意識した」と話す。
今は分割する前なので、単元未満株を扱っているところで10株だけ購入する、という買い方になります(確かSBI証券と楽天証券が手数料無料だったはず)。
あと、記事には楽天銀行もありましてですね、つまり「楽天VS.ソフトバンク」の経済圏戦争とも言えます。
上記リンク先の画像をお借りして、以下に引用致します。
(上記、もしも怒られたら消す予定)
ものっすごーく平たく言いますと、機関投資家さんは「株価が伸びてウハウハ(死語)になるなら、優待バンバンやっちゃってよ!」となったわけですね。
もちろん優待があるのは個人投資家にはありがたいことですので、これは皆が幸せになる、とーっても良い流れではないでしょうか?