ALISISTAのみなさん、こんにちは!
本リリースでは、ALISの記事の質向上の一環としてミュート機能を実装しました。ミュート機能の背景と実装理由などについて本記事で説明します。Discordに参加していただいている方々からすると古い情報もありますが、よかったら再度ご確認ください。
1. ミュート機能について
1.1 説明
1.2 使い方
1.3 仕様・注意事項
2. 背景
2.1 短期目的を定めたプロセス
2.2 ミュート機能実装を決定したプロセス
3. 終わりに
ミュート機能では、特定のALISISTAをミュートできます。誰かをミュートするとその人の記事があなたに表示されなくなります。ミュート機能の実装理由は2章の方でより詳しく説明しますが、ミュートはいいねに加えて評価変数の1つとしてALISのロジックに入れ込む前提で開発しました。とはいえ、現在はまだロジックに入れておりません。
ミュートをしようと思う理由は様々考えられ、ミュートされた人はイコール良質な記事を投稿していないとは一概に言い切れないと思っています。ミュートによって人の記事の質を測ることは複数の論点があって、それらを検証するために少し時間を置くことにしました。その間、ミュートがどのように使われるかをみて、ロジックに入れ込めることでALISの質を向上させられるかを判断しようと思っています。
なお、検証期間はどのぐらいなのか、どのようにロジックに入れ込もうと思っているのかなどという話は、不正を防止するため今はできませんので、これ以上を公表する予定はありません。ご了承ください。
ミュートボタンの場所は二箇所にあります。記事末尾の「・・・」ボタンとユーザーページの「・・・」ボタンです
ミュートを外すことはマイページの「・・・」ボタンからミュートしたユーザーの一覧に移動するとできます。
・ミュートできる人数は200人です。
・ミュートの登録・解除が相手に知られることはありません。
・ミュート機能を使用すると、各種ランキングの順位が非使用時と変化しますのでご注意ください。
・ミュートしたユーザーの記事は一覧に表示されません。検索結果やその他の場所では表示される可能性があります。
最後に、ミュート機能の開発にあたり、スピード感を重視しました。もちろん、バグなしで出しているつもりですが、もしも何か異常が起きた場合、Discordまたはこちらのコメント欄でメッセージをお願いします。
オープンβ版(正式公開前のバージョン)の目的は今いるユーザーのRetention向上です。ALISの場合、このために必要な基盤は主に2つの点に集約されます。
1. 使い勝手:情報発信・収集のために最低限必要な機能が大した問題なく使える
2. 信頼ロジック:「報われるべき人が報われ、そうでない人が報われない」というロジックをある程度まで仕上げることで質の高い記事がALISで書かれる
どちらか一方に当てはまらない機能は今開発すべきでないと強く思っております。企業向けサービスにも工数をかける必要になってきたため尚更そうです。(これに関する詳細はこちら)
1年ちょっとかけて、情報発信周りの機能が結構いい感じに仕上げていると思っています。そろそろ2に力を入れた方がいいでしょう。そう思って、念のためALISISTAのみなさんの意見を聞いてみました。(ちょっと前のアンケートを覚えていますか?ご記入ありがとうございます。とても参考になりました)
アンケートでは、多くのALISISTAがALISの情報の質に対して不満を覚えていることが分かりました。また、使い勝手に関して多くのポジティブなフィードバックもいただきましたので、ALISISTAと運営チームの認識がかなり一致していることにホッとし、2に力を入れた方がいいことに確信しました。
言うまでもないですが、ALISが作ろうとしているロジックはローマと同じく一日にして成らずです。論点と観点が非常に多いため、しっかりと検証しながらじりじりと進むしかありません。
目標は、「評価されるべき人が評価される」ですが、それを実現するには、数多くの可能性があります。それぞれの可能性にはプラスとマイナス面、工数がかかる度合い、成功確率があります。その複数のオプションの中から、マイナス面がもっとも少なく、成功確率がもっとも高い(あるいは成功しそうかどうかの検証もっとも早くできる)、工数ができればあまりかからないアイデアを絞りだす必要があります。1つの機能に半年かけた後になって全く効果がなかったことに気づく暇はないです。
こちらはちょっと我々の主観が入りますが、ALISで現在投稿される記事はピンキリです。全体的な質をピンの方に寄せるため、キリの記事を投稿するモチベーションを減らす必要があると思っています(いいねを稼ぐための連続投稿記事が蔓延して、本当に良い記事の露出が減ってしまうのは悲しいということです)。
仮に、全記事の平均いいねを閾値に「評価されるべきいい記事」として置いた上で、そのぐらいのいいねが集まっていない記事であれば「評価されるべきじゃないよくない記事」とみなすとします。そして、後者のような記事にALISを配らないという極端な方法とか、モチベーションを下げる方法は多数あります。しかし、閾値を超えていない記事が確実に全部「よくない記事」じゃないのであれば、そういうことをしてはいけないと思っています。
実際ロジックがどうなっているかを公表できないため上記にシンプルな具体例をあげましたが、現在はその具体例と同様、いい/よくないを区別できる変数が足りていなく、それを増やすことが必要だと分かりました。もう少し具体的に言いますと、動物の写真の中から猫を探したいという場合だと、足の数・尻尾の有無だけを見ると、確かに鳥や人間の写真は省けますけど、残った写真は全部猫だと言い切れません。耳の長さや動物の大きさなど、猫の写真だけ残すために見る要素を増やさないといけません。そして、今のALISの「評価されるべき記事」を全記事からもっとよく絞り出せるための要素は、色々と思考し、検討した上、マイナスとプラス面のバランスがよく、比較的に短期間でつくれ、段階を踏んで可能性を検証できるミュート機能で作れると考えています。
ではでは、いかがでしょうか。ALISで記事を書く周りの使い勝手がいよいよ割としっかりしてきたので、ついに信頼ロジック周りに力を注げる時間が来ましたね!我々にとってはとてもワクワクするところです。
また、Discordでみなさんとやりとりして、こうやって機能の開発に入る前の過程を詳しく伝えた方がいいねと思って、以前よりも詳細を説明してみました。より一層ALISのβ版の開発に関わりたい方はぜひ他のALISISTAと我々と一緒にDiscordでやりとりしましょう!
※補足
・ ALIS-officialアカウントが作成した記事にトークンは付与されません
・ ALIS-officialアカウントが作成した記事は人気記事に表示されません
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