はじめまして赤木夏樹と申します。
1988年生まれなので今は24歳と120カ月です!
簡単な自己紹介をするとうつ病で10年間、一般企業で就職と休職・復職・転職を繰り返して
中々定職に着けていませんでした。
子供のころから多感で繊細なHSPだったと思います。
小学生の頃にノイローゼになったこともあります。
風水や占いを妄信して威圧的、暴力的な毒親の元で育ち、軽い軟禁状態で育ちました。
このため、大人になってからも仕事や人間関係のストレスをうまく処理できず、毎回心身の状態が悪化し不眠症や希死念慮から結局休職し、離職するパターンでした。
このため、うつ病でも何とか長く働けないかを悩みぬいて、障害者手帳を取得し、障害者枠で働くことにしました。
さらに障害者枠の中でも大手の特例子会社に入社することが出来、無事に1年6カ月がたちました。
友人や知人でもうつ病で苦しんでいる人はたくさんいますが、特例子会社などはあまり知られていません。
2022年の11月でちょうど、働いて1年と半年になりますが、特例子会社やうつ病関連の情報を発信していけたら良いと思います。
働く側の目線からざっくり言ってしまうと、障害者が働きやすい環境になっている会社です。
デメリットとしては働きやすい分、年収は一般企業よりは低くなっています。
また、同僚も障害を抱えている人が多いため、こだわりが強い人や、障害特性がある人も居ます。
(私が一般企業で働いていた時もこだわりが強い人などは沢山いましたので気になるほどではないです)
より具体的なメリットを紹介しますと下記のとおりです。
・時短勤務が出来る。
・通院休暇が貰える(会社によってはある程度働いてから)
・入社してすぐに有休が貰える会社もある。
・言語化可能な仕事はマニュアル化されている(これによりメモを取って解釈違いからのミスが起こりづらい)
・職場によっては耳栓などを使用できる。
・自分の障害情報や性格・得意不得意を任意で周囲に伝達できる掲示板がある。
・直属の上司や会社専属のカウンセラーさんと1ヵ月に1回必ず面談できる。
(※就職が安定してきたらカウンセラーとの面談頻度は低くなることもあり)
・職場の人間関係や仕事での不安、悩みを積極的に上司が聞いてくれる。
・上司はカウンセリングなどの研修も受けているため話しやすい人が多い。
・残業がほぼ皆無。
・障害(うつ病・統合失調症や発達障害)を上司が知ってくれているので安心して働ける。
・周囲も障害を抱えている人が多く理解がある人が多いので人間関係でも特段困ることが少ない。
101~105万円 19.7%
151~200万円 33.8%
201~250万円 26.3%
251~300万円 10.6%
301~350万円 6.1%
351~400万円 2.0%
401~450万円 0.5%
その他 1.0%
1年間働いた私の給料は200万を少し超えるくらいです。
手取りだと月に16~19万円です。(交通費含む)
VBA(簡単なプログラミング)で給料が上がっていてこの額面です。
入社当初は6時間勤務でしたが、安定して働いけているので徐々に伸ばして4月からは8時間勤務になります。
勤務時間上昇に伴い給料も少し上がります。
現状の形態は契約社員ですが、5年以内に無期雇用社員になれると思われます。
一般企業でも障害者枠という働き方があります。
特例子会社より給料は貰えますが、働きやすさの環境は当たり外れが多いというような話も聞きます。
(人によっては特例子会社にも合う合わないがあります)
また、障害を抱えていても出世できる会社もあります。
会社によっては管理職コース、スペシャリスト(専門家)コースなどがあり、得意分野を伸ばして給料を上げていくことも可能なところもあります。
一般企業で働いていて少しだけしんどかった人は一般企業の障害者枠で良いのかもしれません。
野村総合研究所の2018年のデータによると下記の通りです。
1.事務補助 79.1%
2.清掃・管理 50.0%
3.製造(機械・食品等)23.5%
4.物流 20.4%
5.サービス 16.8%
6.情報システム 15.8%
7.クリーニング 14.3%
8.福祉・医療 12.2%
9.農業 1.0%
10.その他(詳細は後述) 30.1%
私の場合は1の事務と独学でプログラミングを学び社内SEをしていますので6が該当すると思います。
なので、発信する内容は1と6の内容が多くなると思われます。
ただ、メインの仕事は1となります。
逆に他の内容は実体験を持ちません。
一般企業では物流と製造ライン、クレーム処理、社内SEの経験があります。
ただし、一番は自分に合った仕事を選ぶのがベストだと思います。
仕事に自分を合わせるのではなくて、
自分に仕事を合わせるという感じです。
それが結局長続きして金銭的にも安定すると私は思っています。
私の場合、一般企業の工場は現場の状態が不規則に変化し、臨機応変な対応が必要だったのが大変で、給料は良くても不調から結局退職し、無職(就活)期間で貯金を切り崩す生活をしていました。
今の事務職は基本的に不測の事態は起こりにくく、社内SEはパズルをしている感覚なので疲労感があるときもありますが周囲にも恵まれ楽しく感情の起伏も心身の状態も安定して仕事が出来ています。
ミスをしたりして落ち込んだり、会社の人の何気ない一言が気になる時はもちろんありますが、一般企業と比較すると格段に働きやすいです。
・PCキッティング・解体
・ガス検知器検査・研究試験代行
・キズ検品
・ギフトラッピング
・サービス技術(Tシャツ・プリント加工・デザイン制作)
・ダンボール・発泡容器リサイクル
・野菜選別・野菜の梱包
・プラスチック容器の洗浄
・フラワーギフト販売
・リサイクル業
・レンタル機材の入出荷作業・ダイレクトメールの代理発送
・医薬生産工場での原材料輸出入
・印刷および製本
・放送字幕作成
・介護事業(デイサービス)
・ゲームデバッグ・3Dプリンター操作補助
・観葉植物の管理
・機器・器具メンテナンス
・公的機関照会業務・手形・小切手発行業務
・工場での製品の運搬
・カフェ
・塗装業
・自動車鈑金
・障害者支援
・人事・総務関連業務
・生命保険事務代行
・倉庫管理
・製材管理
・食事配達
・電話受付
・文書管理・保管
・名刺印刷
・郵便物や電池などの仕分け
・除草・剪定など
募集数としては少ないと思われますが色んな職種があるという印象です。
現状は大阪や東京周辺などの都市部に集中しており、地方だと0~2件くらいの特例子会社しかないのが実情となります。
年々地方や都市部共にも増えてはいます。
名古屋だと7社ほどあるようです。
20歳~45歳の人が75%を占めているみたいです。私の職場でも色んな年齢層の方が居ます。
私はハローワークで求人を見て応募して入社しました。
ただし、特例子会社は倍率が高いことも多いです。
また、求人を出していないところも多いですが、精神疾患の人は特例子会社でも辞める人もやはり居ますので、求人が出ないことはないと思われます・
また、私の務める特例子会社ではコロナ下でも業績が良かったため全国で毎月数十人を雇っていました。(私が勤務する大阪だけでも月に数人は採用していました。)
他には特例子会社が運営している就労継続支援事業所経由で入社しやすくなる可能性もあります。
就労継続支援については別のページで解説します。
特例子会社の紹介はざっとこんな感じです。
次回の記事では実際に私が特例子会社で1年働いてみた感想を書いていきたいと思います。