ALIS 安CEO辞任からの今後のALISついて伺うべく、新しくALISの代表取締役になられた水澤さん、石井さんと2対1(自分)でオンラインにて個人的な面談をする機会を得ました。
そしてこれからのALISについて、AMA(なんでも質問会)を視聴して疑問に思った点を直接お聞きしたり、自分の考えなどを話しました。
この面談でお聞きしたALISチームの考えはAMAで話されたニュアンスとは少し違う点もありとても有意義なものでしたので、内容をコミュニティに少しでもフィードバックできればと思い今回記事を書きました。
これからのALISに関心のある方の参考になればと思いますので、ぜひお読みくださいませ。
2021年4月26日、ALISの代表取締役社長だった安さんが辞任したニュースで、ALISコミュニティのみなさんも蜂の巣をつついたような騒ぎとなりました。
これからのALISはどうなるの?との疑問と不安に答えるべく、4月26日と29日にALIS AMA(Ask me anything、なんでも質問会)が、ALISファウンダーで新しく代表取締役になられた水澤貴さんと石井壮太さん参加にてオンラインで行われました。
その内容は、ゆうきさんが議事録を作られているのでぜひ読んで下さい。
この2回目のAMAの翌日に、僕は水澤さん、石井さんと2対1でオンラインにて面談する機会を得ました。
そしてAMAを視聴して疑問に思った点を直接お聞きしたり、自分の考えなどを話しました。
この記事ではその内容について書かせていただきます。
なおこの記事を作成することについては、水澤さん石井さんより許可を頂いています。
また、この面談で得られた情報については、安さんの件を含めプレスリリースやAMA以上の新しい知見はありませんでした。
あくまで、AMAなどの情報をもとに水澤さん、石井さんの考えを伺ったものです。
まずは、今回のオンライン面談に至った経緯について説明します。
今回の面談は水澤さん石井さんの方から声をかけていただきました。
その理由は、僕がALISの初期からコミットしている古参なことやALISアンバサダーであることより、今回ALISが仕切り直しになったことで初期から応援して下っている人に挨拶をしたいとのことでした。
ですので、自分以外にも主要なアンバサダーの方や、アンバサダーでなくても初期からALISにコミットして応援ている方とは順次個別に面談をしているとのことでした。
仁義を切っていますね。
えっ、そんなのずるい! 自分には声がかかっていないよ、自分も面談して直接話したい!と思われる方はお会いします(オンラインで)と水澤さんが言われていたので、我こそはいう方は希望されてもいいのではと思います。
そうそう、アンバサダー制度についてはまだ廃止したということではないとのことです。
かつてALISオフィシャルサイトからアンバサダーの方々の名前を突然消した出来事がありましたが、それは申し訳なかったと謝られていました。
今後のALISアンバサダー制度についてはどうしましょうか?と相談を持ちかけられたので、相談の上で当面は廃止せず今のまま休眠に近い形にしておいて、新生ALISで再度アンバサダー活動の必要性が高まってきたらそこで仕切り直しをしましょうか、という話になりました。
では、いよいよ面談の内容について。
面談では、まず最初に水澤さんと石井さんから今回のALISでの出来事の経緯についての話が少しありました。
とは言っても、先に書いたように先日のALIS AMA以上の情報はありません。挨拶がわりの事情説明という感じです。
その後、この件を聞いてどう思われましたか?と質問があったので、僕の方からは大変な状況にもかかわらず会社をたたまず安さんが抜けても引き続いてALISをやってゆこうと決意されたことには驚いています、と話しました。
水澤さん石井さんからは、そう言っていただいて嬉しいですとのお返事。
そして、トークンホルダーを含めALISを応援してくれた人に価値を返したいのでALISを続けることにしました、それにここでALISを止めてしまうのはくやしいじゃないですか、とのお話でした。
この話を聞いていて、お二方のここでALISを畳むわけにはいかないという強い決意を感じました。
今回のゴタゴタで正直メンタルを崩した人もいたし、水澤さん石井さんとも崩しかけたけれど、今はお二人に加えてJimmyさん、富樫(とがし)さんともに元気で前向きであるとのことです。
とくに、AMAでも言われたように企業案件は止めてゆくとのことで、企業案件は辛い部分が多かったのでそれを止めることでストレスが減るだろうから楽しんで仕事をしたいし、これからのALISの事業にさらに注力できるだろうとも言われていました。
ここから、今後のALISについて核心的なところをお二方に考えを伺いました。
今後のALISの事業について、基本は次の点とのこと。
・企業向けの事業は中止する
・ソーシャルメディアALISは継続する
・これとは別に新規事業を時間をかけて考え、立ち上げる
これらはAMAでも明らかにされていましたが、詳細を伺うとちょっとAMAとは違うニュアンスでした。
まず、企業向け案件を中止することで時間に余裕ができるので、ALISソーシャルメディア(このサイト)により注力できるとの見解です。
AMAでの話では、ALISソーシャルメディア部門はJimmyさんと富樫さんに押し付けて会社としては半ば放置するような印象でしたので、その点をさらに聞いたところちょっと言い過ぎたかなと反省されてました。
今までもALISソーシャルメディアはJimmyさんと富樫さんが主に開発運営されており、企業向け案件を止めることでさらに開発運営に時間を振り向けるので充実させてゆけるとのことです。
なので、要望があればJimmyさんまで言ってほしいとのことでした。ただし、あまり強い口調で非難するのは勘弁してほしいともw。
ということで、ALISソーシャルメディアの開発運営は半ば放置ではなく充実させたいという意向でした。
その上でお二方からは、ALISソーシャルメディアについては今もとても大切と考えているし、そもそもこれをやるためにALISチームは集まったのだから、それをないがしろにするようなことは思っていないとのお話です。
むしろ、ソーシャルメディアALISの開発運営は基本楽しいので、それをJimmyさん富樫さんに楽しんでやってもらって、自分たち(水澤さん、石井さん)は泥臭いこと(新規事業)をやります、とまで言われていました。
では、なぜALISソーシャルメディアとは違う新規事業を手掛けるのでしょうか?
これについても、少し突っ込んで伺うことが出来ました。
まず、水澤さんは今のままのALISソーシャルメディアでは大きな発展は望めないのではないかという思いもある、と正直に言われていました。
もちろん、これからJimmyさんや富樫さんがさらにソーシャルメディアALISに注力することでユーザーは増えるだろうし、ひょっとしたら大きく発展して「富樫さん」と崇めることになるかもしれないw、とも。
しかし、現時点では大きな発展が見込める画が描けないということもあるので、新規事業を考えてゆくことにしたとのこと。
新規事業もやってゆくことで、ALISに投資してくれた人や応援してくれている人に価値を返したいと、くり返し言われていました。
その新規事業はしっかり考えて着実にやりたいので、水澤さんと石井さんはしばらくはリサーチや立案に労力を割きたいとのことでした。
リサーチから事業立ち上げまでを考えると、どうしても1~3年くらいはかかるだろうと。
資金的にはその程度の期間やって行ける程度の蓄えはあるとのことでした。
ここまで話を伺って、僕としては事情はわかるんだけど、新規事業を行うにしてもalis.to(ソーシャルメディアALIS)と別ではなく関連をさせて、alis.toのプラットフォームの上に新しいものを乗せてゆくようなプロジェクトがいいのではないか?と話を投げかけました。
と言うのは、ソーシャルメディアALISとまったく違う事業を行っても、企業向け事業の苦い思い出からして二兎を追う者は一兎をも得ずという状況になりかねないのではとの懸念があったからです。
これについてお二方は、新規事業はまだこれから検討する白紙の状況で、最初からソーシャルメディアALISと関連づける前提だと縛りができてしまうので、今の段階では広く考えたいとのことでした。
今までやってきた企業向け案件が辛かった状況を踏まえて、新規事業については慎重に検討したい、そのためにもしばらくの時間がほしいとも言われていました。
新規事業についてもう少し具体的には、DAOやDeFiなどブロックチェーンと関係のあることに興味があるが、検討次第ではブロックチェーンと関係ないものになるかもしれないとのこと。ともかく今は白紙で考えたいと。
また、新しい事業がALISソーシャルメディアと関連づけられるのであればもちろん検討したいとも言われていました。
とにかくまだ白紙でこれから、ということを繰り返し言われていました。
このようなお話を直接聞いて、今後のALISについてAMAより少し深く理解できたという印象を持ちました。
やはりリリースの文章だけではなく、お顔を拝見してお話を伺うことが大切かなと。
安さん辞任の情報が出てから、ALISコミュニティのみなさんもかなり混乱し、様々な憶測が出たように思います。
根拠のない憶測は不安を呼び悪い方向へ進みかねませんので、ALISチームが顔を声を出して話されることはとても大切ということを、今回の面談を通じてさらに強く感じました。
そしてこれは自分だけのことではないので、これからは積極的にAMAなどでコミュニティに説明をしてゆかれることが大切なのでは、とお二方に進言させていただきました。
さらにAMAという質問会の形式も質問に答えるだけでは長続きしなさそうなので、今ALISチームが検討していることや興味を持っていることなどもオンラインで話して参加者の反応をうかがうようなこともされたらどうでしょうか、とも提案しています。
水澤さん、石井さんともにこれには同意していただき、積極的に話をしてゆきたいとのことでした。
あわせてせっかくなのでJimmyさんや富樫さんも話していただければ、とお願いしています。
前より積極的にコミュニティと対話してお互いの距離を近くすることがこれからのALISでのプロジェクトを潤滑に進めるためにとても大切かと感じましたので、この対話の件を最後にお願いして、面談は終了となりました。
今回の面談では1時間以上に渡って話をしてしまいました。
最後になりましたが、水澤さん、石井さん、お忙しい中で時間をお取りいただいてありがとうございました。
今回の面談を通して、個人的には今後のALISについて希望を持つことが出来たように思いました。
もちろん、厳しい状態からの再スタートであり今後も試練が続くことは容易に想像できますが、今は仕切り直して新生ALISとしてスタートできる状況でもあると感じます。
ALISは安さんを始め様々なものを失ったとはいえ、まだまだたくさんのものが残っていると思います。
それは、今後数年間やってゆけるだけの金銭的な蓄えはもちろん、小規模とはいえトークンを介した新しいコミュニティの形であったり、応援や協力してくれる人々、そして何より水澤さん、石井さん、Jimmyさん、富樫さんを中心とした優秀な人々が集まったALIS開発運営チームがまだ立派に残っている。
今でも、新しいALISが大きく飛躍する条件は揃っていそうに思えます。
ALISはこれからも試練は続くでしょうが、大きな成功を夢見て新生ALISがさらに発展してゆかれることを願いつつ、今後のALISを楽しみにしたいと感じた今回の面談でした。
これからのALIS、どうなってゆくことでしょうね?
(画像出典:Pixabay)
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