デガブ。デゴブ?
言葉の言い出しっぺは私なんだけどね。
今年に入ってから一気にその活動が始まりつつある。
始まりは
ショーゴ氏のこれ↓
https://twitter.com/_sgtn/status/1209344119543226368
「Proof of Excellenceとしての契約民主主義」
Ethereumのレイヤー2であるPlasmaの開発をしている彼が、「落合提案1」、「落合提案2」、「世界との契約」、という段階を経てたどり着いた境地。
Ethereum(パブリックブロックチェーン)のデータの信頼性を、レイヤー2に移行して如何に守り抜くか?という問いを、プロトコルでの実装は当然として、現実世界の法的枠組みを利用して実業としての信頼性を担保した運用という仮説が生まれた。
その発想の続きから、現実世界の政治(政策と予算、徴税などの金融)をパブリックブロックチェーンでスマートコントラクトを用いることで先進的な仕組みを作ることができるのではないか?という、「契約民主主義」なるものが提唱される。
"契約"民主主義の「契約」はスマートコントラクトに由来したものです。
既にEthereum界隈では、DAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)という概念があり、無秩序な集団の意思決定をトークン等を応用して決定していく仕組みは多く試されている。
これをさらに一歩進めて、通貨の流通と徴税と予算管理・配分という行政的動作をパブリックブロックチェーンでやろうというものです。
特定の集団の構成員は、その集団の経済圏に於いて、税を納め政治に参加します。これは、小さな地域集団から地方都市、大都市、国家、国際組織、地球統一政府など、また、企業やサークル、スポーツチームなどにも応用できるかもしれませんし、規模の大小問わず適応され得る可能性があります。
これが可能になったのも、パブリックブロックチェーンという新しいweb上の公共基盤で、"お金を含む様々な価値"の保存と流通が可能になったからだと言えます。
Ethereum上ではDeFi(ディファイ)と呼ばれるDecentralized Finance(分散型金融)がその機能として発展しつつあります。あらゆる価値を不正な動作を起こさず、現代金融をwebプロトコル上で再現しようというものです。
国境を越え、どこの誰でも使うことができ、不正が起こらず、誰を信頼する必要もなく動き続ける金融システムです。(現実にはまだ特定の障害点を持つプロトコルが多いです。)
そのDeFiの上に、お金の流通と徴税と予算管理と政策分配の仕組みを乗せようというのです。
Decentralized Finance(分散型金融)にちなんで、Decentralized Governance(分散型統治)と名付けました。略してDeGov(ディゴブ?ディガブ?)です。
まだ発音も定かではありません。
私はDeFiDappsについてそれなりに詳しいつもりです、しかしそれは他の方もたくさん記事を書かれていますので、書こうとは思わなかったのですが、
DeGovに関しては、まだ始まったばかりで、どう育っていくのか?どう育てていくのか?も含めて乗っかっていきたいと考えていますので、継続して記事を書いていこうと思います。
まずはここまで。 つづく