リトアニアの気候は日本とは違ってかなり涼しいです。涼しいというよりは実際には湿度が全くないという感じです。夏の気温は20度越えもありますが、実際に体感温度としては17〜8度くらいに感じます。
しかし冬のシーズンはとても寒く年によってはマイナス20度になることもあります。
日本から旅行に来る方は、その服装にかなり注意をした方が良いと思います。
日本の夏や冬にあたる時期はある程度予想がつくかもしれませんが、季節の変わり目はどんな気温かわかりにくいと思うので、おおよその温度感をお伝えできればと思います。
まず旅行に最も適しているシーズンは5月上旬〜10月上旬でしょう。5月上旬であればだいぶ暖かくなってきていて、シャツ一枚持っていれば夜まで快適に過ごせると思います。夜になると少しひやっとする程度なので上着のシャツが一枚あれば十分だと思います。
10月の上旬も年によっては寒くなり出すタイミングなので、上着を一枚持っていた方が良いでしょう。
その中でも6月〜9月は日本の蒸し暑い環境とは全く違い、建物の外に出ても嫌な湿気はほとんどなくカラッとしていとても気持ち良い気候です。
ただし、緯度が高いことから太陽の日差しはかなり強いです。女性の方は日焼け止めや帽子、目を守るためにサングラスなどは持参した方が良いと思います。
一般的に日本人は黒い瞳のため、紫外線に強いと言われていますが、かんかん照りの日には少し目が痛くなるほど太陽の日差しが強いのでご注意を。
気候的には5月以降の方が安定していてとても気持ち良いのですが、実は5月以降は航空券がかなり高くなってしまいます。
各社によって多少時期は異なると思いますが、ゴールデンウィーク以降はどこも旅行シーズンに入るため、最大2倍近くになってしまうことがあります。
3月下旬頃には気候もだいぶ暖かくなって、念のためにダウン系の上着は持ってきた方が良いでしょうが、町からは雪も消えてきてだいぶ暖かく感じる日が多くなってきます。
温度としては一桁台の日が多いと思いますが、体感としては街中を散歩するのもそれほど苦ではありません。
時間の都合がつくようであれば航空券も安い4月下旬頃までがオススメです。
せっかくリトアニアへ来るなら現地の雰囲気を体感して見たいという、チャレンジャーの方には2月上旬頃に来ることをお勧めします。
湖は氷り、街には硬い雪が残り、日中はほとんど日が当たらず、細かい雪の嵐のような日が続きます。
こうやって書くとかなり過酷な環境に聞こえるかもしれませんが、実は僕は結構気に入ってます。
もちろん外出するときは完全防備にはなりますが、冷たい街を歩くのも気持ちよく感じます。感覚としては日本の北海道の冬をイメージしてもらえれば大体同じくらいだと思います。
またサウナに入ってから氷に穴を掘った湖の中に飛び込むなんていうフィンランド式のサウナなどもあったり、スケートを楽しんだりと冬には冬の楽しみ方もあったりします。
一人旅や普段と違う国を感じて見たい方には極寒のリトアニアを是非体験してほしいと思います。
基本的に僕は年中リトアニアが大好きですが、家族旅行や観光地を回りたい方は暖かくなった時期を、非現実的な体験をしたい方やとにかく安く旅行したいなんて方はそれ以外の時期を選んでもらえると良いと思います。
季節によって違う表情を見せるリトアニアへ是非いらしてください^^