前の話はこれ↑
A先生の話をここで補足します。
まず、やたら眼鏡という情報が出ておりますが、この人の眼鏡はマジで凄かったので書かずにはおれませんでした。
まず、下手したら毎週眼鏡が変わります。
最初は「オシャレで何本も持っているのかなな?」
と思っていましたが、同じ眼鏡を再度かけてくることはありませんでした。
一回ブラケットを閉めた後の雑談の時に眼鏡のことを聞いた所、
え?毎週!?
呑んだらアカン人です。
あまりにも眼鏡を作りに行くため、馴染みの眼鏡屋に入ってフレーム渡すだけで眼鏡が買えるレベルでした。普通そんなに眼鏡作らんしそらそうやろ。
とりあえず、そういう背景があったことを知っていたら、絶対A先生が酒を飲むのだけは阻止したかった。でもまぁ飲むよね。飲まないわけないよね。1軒目の店はあんまり覚えてませんがとりあえずA先生が簡単にベロンベロンになっていくのをB先生が必死で支えていた印象しか残っておりません。何食べたっけなぁマジで…
酔ったA先生めっちゃB先生に支えられつつも器用に慣れぬ我々を馴染みの店に誘導します。器用だろ。
A先生の馴染みの店は絶対一人だったら入ると言う選択肢が脳に浮かばないような新宿某所の雑居ビルでした。もうね、絶対龍が如くでトラブルになる感じのビル。中で桐生チャンとか居るんじゃない?みたいな。
参考資料↑桐生チャン
しかし、周りの環境的にも一人で帰るには悩ましい環境。なだれ込むように我々は雑居ビルの地下の店に連れ込まれました。
あれ?伝説の歌い手の方でらっしゃる?(写真はイメージです)
固まるB先生を尻目にA先生はお店の方と久々に会った女子のようなテンションで再開を喜んでおりました。
A先生「ママ、この子がうちの大学の生徒さんで〜、この人が同じ職場の先生!」
ママ?「やぁだ〜〜!!ビックリしちゃったでしょー!!このお店のババア(って言ってたけどババアなのか?ママなのか?)のCでぇ〜ス!!」
A先生「ここねー!ママの手作りのおでんがオススメでねー!」
ババア?「色々染み込んでんのよぉ〜〜!!ヤダ!何言わせんのよ!」
とりあえず私はおでんと聞いたら大根をまず食いたいので大根頼みました。
おでんの中で大根ってケーキ屋さんで言う所のショートケーキみたいな、ある種のベンチマーク的存在だと思うんですよね。皆さんはどう思いますか?
ババア?「はい!どォ〜ゾ!!学生ちゃん?勉強してる?Aちゃんみたいになっちゃダメよ!Aちゃんはねぇ〜お酒呑んだら〜」
A先生「ちょ〜待ってよォ〜!ちゃんと国家試験一発だったから〜!」
ババア?「一発ー!?ヤダ〜〜!!!お元気〜〜〜〜!!!!!!」
因みに抜歯をした後に食事が進まない人も多いと思いますが、そういう人はプロテインゼリーでも良いのでとった方が傷の治りも良いと思います。
矯正が始まると歯が動いて居る間、豆腐すらも硬く感じる日がありますが、徐々に馴染むので柔らかいものから焦らず食べると良いと思います。私の場合は痛さより食欲だったので全然平気でしたが。
お店の方はどんどん皿におでんを入れてくれました。
ババア?「学生さんでしょ?今日はAちゃんに甘えて一杯食べなさいね!」
私「ありがとうございます」
店の店員「Aちゃん〜!やだこの人(B先生)イケメン〜!!」
A先生「でしょー!!!腕もいいのー!!」
店員「どこの腕ぇ〜〜〜〜〜〜??????」
こんな騒がしい環境でおでん食ったの初めてだわ
気付いたら、B先生は帰ってしまったようです。
A先生は床で酔いつぶれていました。
私はとりあえずB先生が「ごめん、帰りのタクシー代にして」と渡してくれた一万円札を片手にどうやってこの魔境から抜けたらいいのか考えていたような気がします。濃厚すぎてその辺の詳細を忘れてしまいました。
とりあえずババア?が
って言っていたのには心から同意しました。
その後私はB先生とは会うことはありませんでした。(智歯の抜糸も終わったし)
その後歯間を開けるための器具を入れるために大学病院に行った時、やっぱり眼鏡が変わっていたA先生から
と聞かれて、私はただうなづくことしか出来ませんでした。
A先生に失恋したんですか?と聞きたかったけど、流石に空気を読めない私でもそこは黙って診察台に横たわるだけでした。
<続く>