私は、現在は投資家という自由人ですが、少し前までは正社員として、リラクゼーション、マッサージの仕事を頑張っていました。私がいた会社は、業界としてはかなり有名なところで社員の数も500人以上もいて体育会系ノリが強い会社でした。上品な私にとってかなり厳しい環境でしたが、長く勤めました。(3年くらいw)
私は、マイペースで人と違ったことをすることが好きな少し変わった人のように見られていました。ま〜実際のところそうなんですけど…、なぜか営業の才能だけあったみたいで、毎月の売り上げは、500人以上いる社員の中でMAX2位、常に30位くらいの成績でした。
そんな私が一番苦手だったことは
朝の朝礼と目標発表、会社の理念を大声で発信。どの会社でもやってるのかもしれないけど、こんなの無駄でしょうよ?と思って、いつもノートに落書きをしたり、休みの日の予定を考えたり、私なりの楽しい時間にしようと工夫していました。
会社の理念なんて、我が社の奴隷であることに感謝し、今日も我が社の利益のため働きましょうみたいなもので。従業員>客の時代には、合わないなと思ってましたし、今も思ってます。
ほぼ間違いないと言い切れます。
その楽しい充実した時間は、突然、終わりを迎えるのでした。
正義感の強い同僚の一人が私のノートを見たらしく…。
同僚 『今、絵を描いてましたよね』
私 『えっ描いてないよ! 何で?』
同僚 『下書きだった線が濃くなって目玉も追加されてました。』
私 『光の加減じゃない? …………。』
私の大切な朝のルーティーンが奪われてしまう危機に直面したので、必死で抵抗。しかし、あっさり同僚が上司にチクリ、それから監視が強くなり、絵を描ける状態じゃなくなってしばらくやめていましが、1ヶ月後また再開。警戒されながらも自分の時間を大切にしたい気持ちが強くて退社するまでやり続けました。
楽しい時間を過ごした分、もちろん恥ずかしい思いもしました。
ある日、会社の理念を代表して一人が大声で発信する流れになって、その1発目が私に決まりました。当然、私は朝礼中は自分の世界に入っているので、理念なんて知るわけありません。とりあえずみんなの前に出て
上司 『じゃお願い。』
私 『はい。』
私 『……。』
上司 『早くしろっ!』
私 『ど、どうしたことでしょう。1個も出てきません。』
私 『…。』
他にも上司に言われましたが、何も残ってないですし、何も響きませんでした。それから新入社員と混ざって理念のテストを覚えるまでやらされました。正直、無駄ですした。会社の理念を覚えなくても営業成績を残せます。
朝のルーティーンは、人それぞれ違うし最高のコンディションに持っていくための準備は、もっともっと違うはず。
と勝手に結論づけて、自分の信念を最後まで貫きました。(会社を退社した理由とかは、また違う機会に投稿しようかなと思います。)
ちなみに下の絵は、朝礼中に描いた朝礼中の様子。右の目を閉じてる人が、チクリを入れた真面目な性格の同僚。完全に洗脳されています。