タダで生き抜く時代。法定通貨は一切使わない人の一日。

僕は、試食コーナーでどんなに美味しそうなものがあっても手を出さないようにしている。理由としては、店員のもちろん買うでしょ？的な圧力が苦手ということと、幼い頃に試食のスナック菓子を一人半分くらい食べたことがバレて店員に泣くほどガチギレされたことがトラウマとなっているからだ。

それからは、試食コーナーには極力近づかない。しかし、なぜか試食している人の行動が気になって見てしまうことがある。

つい最近、野菜、フルーツ売り場にいた人がヤバかった。

ぱっと見は40〜60歳くらいの普通の男、ただ明らかに様子がおかしい…万引きGメンの血が騒ぐ。（やったことないけどもw）

しばらくすると試食コーナーのみかんを一つ口に入れる。なんだ試食か？つまんないと思った次の瞬間！！！！！　

2つ、3つ、4つ、5つ、6つ連続で飲み込む。

少し時間を置いて7つ、8つ。

野菜売り場に行くふりをして最後に１つ。その男は、計９個のみかんを食した。

明らかに試食の量じゃない！

子供の頃の自分とやってることは一緒だけど、この男は、いい大人だ。万引きに限りなく近い試食だったけど試食は試食。気にしないように普通に買い物に集中することにした。

すると、お菓子コーナーでその男にまた遭遇。周りをキョロキョロして今度は、のり塩のポテトチップスを片手いっぱいに掴んで口元へ持っていく素振りを見せ、なぜかジーンズのポケットへ

バリバリバリバリバリ

おいおいおい！無理だって〜

のり塩ポケットに入れた人を初めて見たぞ。むしろそこまでやるなら買ってやるよ！とも思ったけど

こういう人を甘やかすと世の中的にもよくないので、見なかったことにした。

しばらく放置して買い忘れた野菜コーナーに戻ったら、入口からなんと！

本日、２回目の来店！？

このスーパー初めてだけど、どんな物売ってんだろう？みたいな小芝居入れながら試食２週目に突入。男は、法定通貨も暗号通貨も使わず腹を満たしたのでした。その後どうなったのかは不明。

ある意味、貧乏は最強なのかもと思った１日でした。