商売が順調で小金持ちに。
有名な建築家に設計を依頼。
建築家の凝った家造り
そんな家、希望の予算で大丈夫?
設計費用も高額です。
知り合いの設計士と大工の棟梁が
現場の家造りを担当。
コスト計算すると数千万円の予算オーバー。
でも、施主さん、
有名建築家が予算内できると言ったと
一歩も引きません。
設計費用のディスカウントもできず。
もう一度、全てのコストを見直して
できる限りコストダウンを図り
それでも、予算オーバー。
しわ寄せは、現場の大工さんに、、、
施主さんの希望に合わせるため
豪華に見せる資材を安く調達して
大工の腕で繕って。
大変な思いをして
なんとか予算内に収めて
希望をかなえる家が完成。
ところが、
完成後に施主の親御さんが見学。
何この玄関の作りは!
作り直しなさい!
施主さんのご要望に合わせたのに、、、
それに、もう無理です。
予算オーバー。
でも、仕方なく
それを何とか
多少の手直しで収めて、
完成引き渡し完了。
お金持ちが大金を使ってくれるのはいいこと。
世の中にお金が循環します。
でも、妙にケチくさくて
そのつけは、家造りの現場で働く人たちに。
しかも、完成した家は
やたらでかくて
でも、全てが中途半端。
今時点での
夫婦の好みだけで建てたような家。
将来、お子さんが成人した時にはどうなるか。
両親が介護が必要になった場合に
受け入れて3世代同居できるのか?
自分たちの好みで建てた家は
個性が強すぎてしまうので
万一、事業がうまくいかなくなった場合など
転売するにもできません。
つまり、資産価値が
建築コストに比べて
大幅に低くなってしまう。
あまり良いとは言えない
家造りの事例でした。