現在、ファーマーズコインの使い方は2つあります。
(1)販売できない規格外野菜と交換。
(2)販売できない規格外野菜を子ども食堂へ寄付。
今後、ファーマーズコインの使い道を増やしていく予定ですが
まず最初に取り組んだのが、規格外野菜の有効活用です。
なお、ここで記載した農家さんの事例について、
全ての農家さんが同じではありません。
規格外野菜の販路の開拓や有効活用に取り組んでいる
農家さんも多数いらっしゃることを最初にお知らせしておきます。
・大きすぎる、小さすぎる
・太すぎる、細すぎる
・曲がっている
・傷がついている
・色が薄い
など、通常の流通ルートでは販売できない野菜です。
有機農家だと虫食いが酷すぎても規格外になります。
仮に味や栄養価に違いがない野菜でも
大きさなどが揃わず、
流通しづらいとか、
価格設定がしづらいなどの理由で
販売はされません。
規格外野菜が販売される場合には
見た目が悪いなどの理由で、価格は安く設定されます。
価格の安い規格外野菜が大量に流通すれば
安い野菜を買い求める消費者に合わせて
通常の野菜の価格にも影響すると言われています。
規格外野菜ではないですが
生産過剰の販売価格を一定価格以上に維持するため
過剰に生産された野菜が大量に廃棄される場合もあります。
農家は出荷調整などをしても
販売価格を維持しなと事業が成り立たないという現実があるため
手間とコストをかけて安くしか売れない規格外野菜を
通常のルートで販売するために、収穫することはありません。
販売しない野菜は
トラクターで、畑にすき込まれ、肥料になります。
これはこれで有効活用ではあるんですが。
一般の農家だけでなく
有機農家も、規格外野菜を売りたがりません。
こだわりがあるのが有機農家。
より良い野菜をお客さんに届けたい。
お客さんから、それ売って欲しいと言われてもダメです。
見た目が悪い野菜は味に影響している場合もあります。
結局、畑の肥料になってしまいます。
畑にすき込んで肥料にするのも悪くはないですが
消費者の立場から見ると、とてももったいない。
一般的なルートで販売するのではなく
肥料にするのでもなく、有効活用するにはどうしたら良いか。
有機農家さん、売ってはくれないのですが
大きくなりすぎた野菜、虫食いだらけの野菜
畑仕事のお手伝いが終わると
”これ持って行きなよ”、と。
援農時の”お土産”としてなら問題なさそうです。
とはいえ、援農に行った時に収穫があるとは限りません。
だったら、次回使えるクーポン的なものを発行してはどうかと。
ファンになってくれているお客さんは
規格外品でも買いたいという気持ちがあります。
でも、有機農家は売りたくない。
であれば、通販で買ってくれた場合にポイントを付与
ポイントが貯まったらポイントサービスで
規格外野菜を通常の野菜の”おまけ”としてお渡しする。
これなら大丈夫か?
新鮮で、栄養価の高い野菜を必要としている子ども達。
様々な理由で、
満足に新鮮な野菜を食べることができない場合があります。
子ども食堂のような取り組みが全国に広がっている中
子ども達に野菜を届けるのは
素晴らしいことだと考えました。
漠然としたイメージでしかありません。
でも、オリジナルトークンを使えば
今考えていることを全て実現でき
将来、世界中に広がろうと、新しい可能性が生まれようと
全てを取り込んで、発展できるのではないのか。
このように考えています。
これがベストなのかどうかは分かりません。
しかし、まずは、チャレンジしてみます。
考えているだけでは前に進めません。
いくらでも軌道修正はできますので。