起動に1分以上かかる…タスケテー!
との事でお預かりした、Lenovoノート「82HT0025JP」。
に、2021年だとォ!?
こんな若めなのに…何かあったのかな?
電源オン → 点灯 → …。(10分経過)
うん、確かに1分どころかいつになっても起動しない…というかカバーを開けると起動する機能のせいで確認がしづらい。
そしてBIOSも起動しないしNOVOも反応ナシ。
これどっかで断線してるんじゃないか?異常検知…だとすると電源点灯もしないか?物理的な損傷は無さそう。
電源ボタンを押さなくても起動する設定は
「Lenovo Vantage」とやらでするとの事、起動したらすぐ止めてやるぅ👿
では、バラしていきましょう。
Slim系と見た目が同じですね、右下のワンポイントロゴがキラリと目立つ。
ポートは電源、HDMI、USB-C、オーディオ、専用リセット(NOVO)、オンオフスイッチ、SDカード、USB-A(3.1)×2。
うんうん、必要十分ですね。
裏蓋は9点、隠しネジはありません…って
あ~、一度バラしたんですね~なるほど。
隠しネジがあると思ってめくってみたらゴム切れちゃったんだ。
あるあるよくあ~る。
ネジはいじり止め無しのT5トルクスです。
Slimは#1プラスネジだったので、こちらはいじってほしくない感がヒシヒシ。
Flexは2.5インチの増設もメモリ拡張も出来ないし、M.2換装は素人には厳しいだろうという事でしょうかね。
ぱかーん。
SSDはSAMSUGのPM991、MZALQ512HALU-000L2。お、Gen4だ。
そして2242なので補助プレートがついていますね。
2242結構多いからこういうの欲しいんだよな~2280に換装してもらっちゃ(ry
メモリは…見当たらなかったので内蔵かな。
ネットワークはintelの9560NGWですね、Wi-Fi5(802.11ac)でBluetooth5.0か、うーんWi-Fi6のカードに変えようか悩みますが、依頼者の環境だとまだ要らないかな。
今後環境更新するようだし一応提案しようっと。
2.5インチの拡張場所は無し、余白は多いけど潔いスタイル…って
おっふ…
スピーカーに繋がっているケーブルが肉チビしてひん死だし、
フレキ(FPC)固定が浮いとるー!
メモリ増やせば早くなる!とかそんな感じでバラしてみたんだろう、恐らく。
これが元々だとそもそもギリッギリのバランスで起動してたって可能性も無くはないけども…まぁどっちでもいいですね、直せば同じですから。
一応他にもそうした場所が無いかバッテリー外してみる…無いね、閉じま~す。
はい、OKですね。
もう必要な情報は抜いたし捨てるつもりだからストレージは物理破壊でって事だったので、OSクリーンインストール後、必要な設定をして返却。
ログインパスワード聞いたり別アカウントで入ってOfficeとかそういうのを移動させても良かったのですが、見てない場所で色々されるのも気持ち悪いだろうから初期化、これが一番。
しかし…
色々気になるフレキの取り回しでした。
一応全て抜いて接点スプレーしてパーツクリーナーで飛ばしてキレイにして差し直しましたが、その後どうなるかはちょっと未知数、折れがね、不安な折れ方。
AI搭載ノートが主流になってきたらバッテリーサイズも見直されるだろうから、余白部分を活かして現状不安な放熱に対してハニカム形状のフィンや放熱機構などで強度に対しても同時進行で働きかける事が出来る。
低電力が必須の「ノート用でなければならなかったCPU」もAI搭載の超省力化CPUにより同じCPUとNPU…それこそもうSoCで良さそう。
ビジネスPCにはノート、デスクトップ、タブレットで何段階かに分かれたSoCを使わせればコストは驚異的に下がりメーカーも利益が増え、ユーザー側も拡張性は失われますが、その代わりに廉価…と言っても今までと同じ程度で高速デバイス爆誕。
…な、気もしますが…んん、それはまだちょっと先か。
ではでは。