「何が目的でALISを買ったのか」を定型文以外で表現しているのを見るのは初めてかもしれない。
とりあえず全部見ていきましょう、ミンカブIR更新。
今回は4点。
それぞれ見ていきましょう。
タイトルそのままです、前期の事業報告をしましたよ、吸収分割の話、MAとかあったし定款ちょっと変えましたよ、取締役とか監査員の話決まりましたよ。
主に決算報告の時に話していた「2024年度(18期)は売上110億」の中身ですね。
絵面と横文字と勢いで煙に巻く感が凄い薄めの内容ですが、長いです。
ちゃんと読む方は覚悟してください。
相変わらずというか主軸の事業内容に「ALIS.to」の名前はありません。
ライブドアのビジネスモデル
ついでにライブドアコインは進展ナシ。
ウォレットの接続も未定、取引所も未定、ALISの扱いも不明。
でもNFTが当たったり、暗号資産がザクザク貯まるMVNOは今年中に開始予定。
どういうことー
特になんのメリットもない他よりちょっと高い格安SIM的な?
誰がはいるのー
そして
livedoor wallet(仮)、やはり要素的に重いか…謎なのは
なんという理解が追いつかない財布、
一旦バウンドさせる意味…NFTが絡むのに暗号資産前提じゃないのもわからん。
普通にlivedoorアプリ内に口座がある感じだろうか、楽天みたい。
広告は市場が弱まり、金融はめちゃくちゃ、不動産は着地点迷子、競合だらけで叩き合い不可避、仮想通貨という一般目線では怪しい事業、新サービスの大コケ。
110億…うーん。
完成した状態なら行くんだろうけど、途中経過が見えなすぎて進み具合は分かりませんが何も進んでいないんだとすると売上2倍はライブドアの広告頼みなワケだよなぁ…広告市場の減衰は瓜生氏もたびたび言及しているので主軸はそこ(広告)じゃないって言うけど見る限りその他の収益になる部分が怪しすぎて心配です。
グループ組織再編で定款変えるってずっと言ってましたからね、その報告ですね。
有価証券報告書より【事業の内容】
有価証券報告書より【企業結合を行った主な理由】
前後情報や詳細はミンカブIRをご覧ください。
企業結合を行った主な理由は
Web3の技術、トークンエコノミー運営ノウハウ(自社発行)、有料コンテンツで醸成された「ALIS.to」、livedoorでそのノウハウを活用することで「MINKABU(みんかぶ)」を含め、内に向け外へ向け優良なユーザーへのデジタルインセンティブの導入に一役、んでMW3W(ウォレット)と連携して記事をNFT化、ついでにマケプレ展開、新時代の新体験の形を作っていきたい。
で、
ウォレット買収の目的は、Web3を活用したNFTソリューションの展開の為。
ALIS買収の目的は、技術力の強化。
で、
ソーシャルメディア内でのマケプレ展開をしたいのに、事業計画の中にソーシャルメディアという項目がない。
という事は、
ソーシャルメディアはこれから新設もしくは既存の改修をする可能性が高い。
そして、
ALISは会社としては消滅しているが事業は継続している。
つまり
シンクロライフがライブドアグルメになったように、
ALISがライブドア〇〇になる可能性もまだ1割程残されているように思うわけです。
しかしNFTサービスを急に終了させた事から既存改修ではなく新設になる可能性も9割程あるワケですが全く目が無いというワケではないと思えるだけマシな気がします。
普通に考えればライブドアウォレットとか作ろうとしてて、メタマスクじゃなくてMW3WでNFT運用させようとしてるってコトはALIS.toで
MW3W連携させる作り込みが必要だし、
マケプレ活用するにも作り込みが必要だし、
記事をNFTにするのも今は形だけで実際にNFTになっているワケではないから作り込みが必要。
だけどそんなリソースは無いんです。
事業展開の中に表示されていれば増員や外注の線も出てきますが、主軸にない感が強いのでそれも恐らく厳しいでしょう。
現実的に考えればそりゃそうですが、水澤氏や石井氏から「/(^o^)\」系の報告が無い限りはまだ何かを頑張っているんだと思います。
ミンカブも議事録にこれだけ「広告に頼り過ぎない」「金融業界に固執しない」などの脱却の執念のようなものも見えるので期待したい所。
ガンバ!
ではでは。