IR更新されましたね、2Qの決算発表IRは予想通りかつ文章のみだったので無視しましたが子会社の人事とな、どれどれ…
コンテンツモンスターの役員人事について、山村祐樹氏を取締役から社長にし、今年4月に社長に就任した俳優のチェ氏を社長から取締役に役職変更。
監査から役員になった前田陽介氏と新たに監査役に就任した吉田修氏。
これは以前触れたシーソーゲームに合併に関してですね。
ミンカブ IR更新 2024.7.19 去年統合させたシーソーゲームをライブドアに吸収。
合併の目的は
当社グループのメディア事業は、株式会社ライブドアが運営する「ライブドアブログ」を中心としたUGC(UserGeneratedContent)メディア、「ライブドアニュース」を中心としたPGC(ProfessionalGeneratedContent)メディアに加え、資産形成情報メディア、女性向け情報メディア、韓流情報メディア、生活情報メディア等の専門情報メディアと、株式会社シーソーゲームが運営するスポーツ専門情報メディアによって構成されており、これらの月間利用者規模はおよそ1億人となっております。
当社は、次の成長ステージへとシフトする目的で、株式会社ライブドアを2022年12月に、株式会社シーソーゲームについてはその前身であるCWSBrains株式会社を2023年3月に、また株式会社フロムワンを2023年9月にそれぞれ子会社化し、グループ統合効果の増大を目的に順次経営統合を実施してまいりました。
この度、月間利用者1億人規模のユーザーベースに向けた更なる付加価値向上による収益拡大と、コスト削減を含む統合効果の最大化、加えて経営資源の有効活用と新たな分野へのチャレンジを図る目的で本合併を行うことといたしました。
との事で、ライブドアがCWSとかその他大勢の繰越損を一手に引き受け
資本金を頂く、つまりざっくりまとめると
資本金の差額2億3400万円は剰余金として計上され、繰越欠損金がいくらあろうがそのままライブドアの課税分と相殺される形で計上することが出来る。
ライブドアは税負担を減らしつつ財務強化される。
という事かな?
前回の「減資を承認してくれたら配当金出す」騒動で吸い出して今回も似たような動き、「あるところから絞り出している」感じがしますね。
あとはPDFに書かれているように統合する事で様々なコストを圧縮させようって事ですね、まぁ確かに売り上げの面で見ても短期借入の額で見ても支出入バランスの取れた統合のように見えますが、ならばなぜシーソーゲームを作る時に
とした上でライブドアとシーソーゲームのシナジーによる強化をメディア施策として取り上げたのか。(画像は転載出来ないのでリンク先をご覧ください)
元々そのつもりでしたみたいなIRですが2023年のシーソーゲーム発表から流れを見ていた私からすればいつも通りの行き当たりばったり感。
斎藤佑樹氏はどうなったんだろうか、シーソーゲームのCIOとして取締役に就任していた気がするけど名前がない、そのままライブドアに組み込まれたのかな…。
さようならシーソーゲーム。
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ん~これは今期もまだまだやばそうですね、ミンカブの決算資料だと2Qから営業利益が黒字化するという見込みだったので、グラフを数値に変換してみたところ
こんな感じに。(単位は百万)
1Q= ▲230ですが▲283で5300万円の赤字増加。
2Q= 70
3Q= 460
4Q= 900
5300万円の赤からスタートしたのでどこかでそれを稼ぎださなければ公表していた営業利益12億円(1200)の達成が成されません。
配当金でさみしくなった懐は今回シーソーゲームをくっつけた事で多少潤いましたが、結果財務状況が良いか悪いかで言えば良いとは言えません。
どれだけ練ろうとも営業利益が赤字であり続ければいつか終わりが来ます。
…2Q決算の報告を待ちましょう。
ではでは。