◆ ◆ 注 意 ◆ ◆
ワリと大きめのネタバレがあります。
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よし、いいかな?
ではいきます。
異端審問官ノヴァクの今際の際の幻で、父親の密告で異端者として捕まえる事が出来たが、服毒死してしまった12歳の天才少年ラファウに語り掛けられるシーンから
僕らは気付いたらこの時代にいた。
別の時代でも良かったのに
この時代だった。それはただの偶然で
無意味で適当なことで、つまり奇跡的で運命的な事だ。
僕は同じ思想に生まれるよりも、
同じ時代に生まれることのほうが
よっぽど近いと思う。だから、
絶対そんなわけないと思いつつも、
感情と理屈に拒絶されようとも、
こう信じたい。今、たまたまここに生きた全員は、
たとえ殺し合う程 憎んでも、
同じ時代を作った仲間な気がする。
流石に最新作の漫画のページを転載するワケにもいかないので文字だけ。
見ているのは幻なので変えようがない、
自分はこれから死ぬという朦朧とした、受け入れられないながらも心のどこかで間違っていたのは自分なのかと苦しむノヴァクの度し難い表情。
笑顔寄りの真顔で淡々と事実という名の「救い」を心紐解くラファウの幻。
と、この内容を知らずとも響く人は相当数いるのではないだろうか。
たとえ憎んでも同じ時代を作った仲間という言葉からは
という事と、
大震災、コロナ禍、侵攻…それぞれ歴史に残るような大事件が頻発する激動の私たちの時代で、自身を「なにものかでありたいなにものでもない」と思い込んでしまう人達への救いでもあるように感じます。
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例えば、そもそも私が記事を書き始めたのも偶然で、暗号資産についても今ほど理解はしていなかったし、特に立派な意味や目的はなく、どうしていきなり始めたのかも良く分からない、今も続けられているのは自分で会社を興し、時間の運用も少しは上手くなったからという事もある、あとスタイルに合っている、それだけ。
この途方もなく広い宇宙で、
地球という小さな星で、
46億年程度の短い時間の中、
ホモサピエンスの歴史20万年の中、
精力的に活動出来る範囲の時、
日本という国で意見を交わすなんてことは
奇跡以外のナニモノでもないワケです。
今、この文章を読んでくれている人は、
そんな超奇跡的な偶然という運命的な巡り合わせで、
同じ時代を作っている仲間なんだと言えるかもしれませんね。
ワレラハ( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ
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ずっとただの1ページでいくらでも思考が生まれる「チ。」
誰かに貸す為だけに買っても良いなと思える、そんな作品。
まぁ電子書籍は貸せないんだけどね!
ではでは。