去年の12月、総務省は電波法施行規則を改正しWi-Fi 7を解禁しました。
「WiFi 7」はざっくり言うと
今ある無線の主帯域2.4GHz、5GHz、6GHzの3帯域を全て利用した通信が可能になり各帯域の良い所どりの通信を行う事が出来る「すべてを過去にする」もの。
です。
2.4GHz帯は遅いけど遠くまで届く、
5GHz帯と6GHz帯は早いけど障害物に弱い。
これらをまとめて利用するので弱点が無くなるワケです。
ボトルネックになりがちなWi-Fiルーター、もうこれで全部解決です。
速度も尋常じゃない、長距離でも速度低下を起こさず障害物にも強い無線があるなら有線である必要もなくなりますね。
今ある無線機は全部Wi-Fi7に置き換えられていくと思いますので、恐らく定着するまで色々な「良くない製品」も現れるとは思いますので落ち着くまでは待つべきですが大きな分岐点だと思います。
今までは
インターネットはNURO!パソコンは10G対応の高速PC!Wi-Fiルーターは11g!
とかだと
NUROは最大2Gbps、パソコンは10Gbps対応、Wi-Fiは54Mbps(0.05Gbps)。
となり遅すぎて叫びたくなると思いますが、なんとかWi-Fiがボトルネックになっていたとルーターを変更しても
ONUからWi-Fiルーターの間にあったHUBが100BASE-Tで100Mbps(0.097Gbps)。
結局遅いじゃないか!と誰もがのたうち回っていたものです。
さらに今でも
例えば同じ11ax(Wi-Fi6)の5GHzで接続させた場合でも
A社のWi-Fi6対応のルーターで11axで接続、560~600Mbps。
B社のWi-Fi6対応のルーターで11axで接続、1.0~1.1Gbps。
10分程度の間で計測したので時間による速度遅延などは無いと思います。
端末のアンテナ性能、CPUやメモリの性能諸々で同じ規格のものでも速度は大きく変わる、さらにそのWi-Fiを受け取る端末が対応していなければ意味が無いと来た。
今後は端末がWi-Fi 7に対応しているかどうかを留意するようになり、
それが普及する事で10Gネットワークの必要性が叫ばれるようになり、
高速環境によるセキュリティ強化が叫ばれるようになり…。
PC側は新たなマテリアルもしくは新技術が無い限りもう限界を迎えそうですが、ネットワークはまだもう少し先がありそうですね、楽しみ。
ではでは。