「はじめの一歩」はいじめられっ子だった主人公がボクシングに出会い、心身ともに成長する姿を描くボクシング漫画。
そして彼のオリジンは「強いってなんだろう」。
「強さ」は自分のモノサシで計るものなのに、対象と比べて優位である事を人のモノサシで計られる非常に難しい疑問ですね。
自分が見つけた答えを強いと思った鷹村、宮田から「それが強いってことだろうな」と言って欲しいのかもしれませんが、一歩が引退した状態で「強いっていうのはこういうこと」と言っている姿は流石に想像出来ません。
138巻は一度一歩と戦った事のある野生児ウォーリーVSリカルドの続きですね。
リカルドの原点も「強いってなんだろう」だった事が明らかに、一歩と同じ原点を持つから表紙を同じにしたのかもしれませんが、一歩は最終世界ランク10位、やはり一歩VS宮田で世界ランクをもらってVSリカルドって流れが妥当な気がします。
復帰して同階級の宮田を倒した時に「強いとは何か」に気付き、覚醒してリカルドを倒し久美ちゃんとくっついて完結…がキレイな終わり方な気がする。
さて、ウォーリーはどのように料理されるんだろうか(ぉぃ
それぐらいリカルドは負ける姿が想像出来ない。
熱~い表紙ですが、一歩が復帰するとかそういうワケではありません。
一歩が「引退します」と宣言したのはRound1208、121巻(2018年5月発売)で、その後も現役復帰したい雰囲気を各所でがっつり匂わせ今に至ります。
未練たらたらの状態を続けている一歩は最新刊の時点での年齢は恐らく26歳位。
同窓会で愛川さんと7年ぶりという会話をしていたので高校卒業後7年なら25歳…ってまぁ引退試合の時点で25歳、その後木村の減量が上手くいかず全身の毛を剃ったのが127巻、137巻では髪の毛が5~6cmまで復活しているので半年以上は経過しているでしょう。
ライセンス失効は彼らには関係無さそうですが、4個上の鷹村は今年30歳。
伊達は35歳、リカルドマルチネスは伊達と同い年ぐらいなので35歳。
どうなんだろう、リカルドは作中最強っぽいですが全盛期はもう過ぎてしまったのでは…。
一歩は一歩でもう見ていると大丈夫っぽいので復帰すれば良いと思うのですが彼は頑固なので外的要因が無いとまず無理だと思います。
例えば鴨川が病気で倒れて余命半年とか言われたり、鷹村が再起不能になったり、宮田の引退試合とか言ってノンタイトルで指名されたり…
この漫画が終わるには一歩を復帰させて宮田と戦うしかなさそうですが、まだまだ続きそうです。
今の一歩すごい強そうだし戦ってるの見たいな~。
ではでは。