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【よくわかる】サトシナカモトの論文を読んでみようPart1

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  • watanabe
  • 2018/04/28 00:16
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昨日の投稿でも考察した通りブロックチェーンの記事を毎日書き続けるためには、やはりブロックチェーンそのものを勉強するのが一番!

ということでサトシナカモトの論文を読んでみよう!

やはりブロックチェーンの原点から始めるっきゃないでしょ!

良かったらみなさんも私と一緒に読み進めていきましょう!


ということでgoogleで検索してみると、

英語の原著論文をみつけました↓

*1 Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System - Bitcoin.org

が、、、

わけわからん!笑

そもそも英語は読むの大変だし、単語は専門的すぎて理解できないし、、


次に

論文の日本語訳

を見つけたので、読んでみると、、

*2 日本語で読むビットコイン原論文 [by Satoshi Nakamoto]

、、

日本語でもわけわからん!笑

知らない単語が多すぎて全く意味が入ってきません、、


そこで、、さらにその日本語訳を解説しているサイトを見つけました。

*3 http://kogarashi.net/pitchblende/bitcoinwhitepaper

すると、、、

お、これならなんとなくわかるぞ!

ということで、まずは概要からみてみましょう!


概要
純粋な P2P 電子マネーによって、金融機関を通さない甲乙間の直接的オンライン取引が可能に なる。電子署名は問題の一部を解決するが、依然信用できる第三者機関による二重使用予防が 求められため、その恩恵は失われる。当システムは P2P 電子マネーにおける二重使用問題の解 決を提案する。このネットワークは取引に、ハッシュベースの継続的なプルーフ・オブ・ワークチェ ーンにハッシュ値として更新日時を記録し、プルーフ・オブ・ワークをやり直さない限り変更できな い履歴を作成する。最長である一連のチェーンは、取引履歴を証明するだけでなく、それが CPU パワーの最大のプールから発せられたことを証明する。大多数の CPU パワーがネットワークを 攻撃していないノード(ネットワーク接続ポイント)によってコントロールされている限り最長のチェ ーンが作成され、攻撃者を凌ぐ。ネットワーク自体は最小限の構成でよい。メッセージは最善努力
原則で送信され、ノードは自由にネットワークから離脱、再接続することができ、離脱していた間の イベントの証明として最長のプルーフ・オブ・ワークチェーンを受信する。 

(*2から引用)

うーんなんだかよくわかりませんね、、

以下、解説です。

AさんがBさんに電子通貨(以下コインと呼ぶ)を渡したときに、Aさんがその「渡したこと」を電子的に署名すれば、コインがAさんからBさんに渡ったことを誰でも確認できます。

(*3から引用)

AさんがBさんに渡した

BさんがCさんに渡した

CさんがDさんに渡した

という記録です。

ビットコインは、その電子署名の履歴そのものを電子コインにしましょうというものです。

その際に

大きな問題が2点あります。
1. 最初の所有者をどうやって証明するか。そもそも、誰をコインの最初の所有者とすべきか。
2. 多重支払い問題をどう解決するか。

(*3から引用)

多重支払い問題は非常に重要で、例えばBさんがCさんに渡したあと、その記録を隠してしまえば、BさんはAさんから譲り受けたという記録を持っているので、BさんはさらにXさんにも渡すことができてしまいます。

つまり、Bさんが誰かにコインを譲った電子署名がこの世に存在しないことを証明しなければならないのです。

ビットコインは、これを第三者の仲介なしに甲乙間のやりとりだけで行うことを可能にしたということですね。

では次のチャプター!


1. イントロダクション
インターネットでの商取引は、ほぼ例外なく、電子取引を処理する信用できる第三者機関としての金融機関に頼っているのが現状である。大多数の取引においてはこのシステムで十分であるもの の、信頼に基づくモデルであるがゆえの弱点は残っている。金融機関は争議の仲裁を避けて通る ことができないため、完全に非可逆的な取引を扱うことができない。仲裁コストが取引のコストを 引き上げることで、取引規模は限定され、小額取引の可能性が失われる。また、非可逆的サービ スに対する非可逆的支払いを提供することができないことによる損失はより広範にわたる。可逆 的取引を扱うためには信用が問われる。商業主は顧客に対し用心深くあらねばならず、顧客から 多くの情報を求める。一定の割合の詐欺は避けられないものとして受け入れられている。対個人 におけるこれらの損失や支払いの不確さは有形通貨を使うことで避けられるが、第三者機関を通 さずに通信チャンネル経由で支払いを可能にするメカニズムは存在していない。必要なのは、信 用ではなく暗号化された証明に基づく電子取引システムであり、これにより希望する二者が信用 できる第三者機関を介さずに直接取引できるようになる。コンピュータ的に事実上非可逆的な取 引は売り手を詐欺から守り、容易に実施できる習慣的なエスクロー(第三者預託)メカニズムによ り買い手も守られる。この論文では、時系列取引のコンピュータ的証明を作成する P2P 分散型タ イムスタンプ・サーバーを用いた、二重支払い問題の解決策を提案する。本システムは、良心的 なノードが集合的に、攻撃者グループのノードを上回る CPU パワーをコントロールしている限り安 全である。

(*2から引用)

なんのこっちゃ笑、、

以下解説です。

「可逆的取引」「非可逆的取引」という分かりにくい言葉が現れました。これは、何らかの方法で支払いを無かったことにできるか否かという場合分けのようです。可逆的取引の例は、クレジットカード払いや銀行振込など、第三者が間に入った取引です。非可逆的取引の例は、物理的な通貨・紙幣、つまり現金取引です。

(*3から引用)

ビットコインは非可逆的取引にあたります。要は、インターネットでの取引はほぼ全て、金融機関などの仲介者が仲介することで行われますが、詐欺や争議の仲裁をする必要があるので、キャンセル可能な可逆的取引にならざるを得ず、そのコストによって少額取引が制限されているということですね。

ビットコインは信頼できる非可逆的取引を可能にすることで、第三者の仲介なしに直接やりとりができるようになります。

その方法論として、「P2P分散型タイムスタンプ・サーバー」を用いるとのことです。

うーん少しずつわかってきたような、、、

まだまだイントロなので、具体的な技術については触れていませんね。


では、この先はまた次の投稿で!

イイね!お待ちしてます(^з^)


公開日:2018/04/28
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