【前回記事】
この記事ではアダム・スミスの国富論を読み解いていきます。
見えざる手、自由放任主義……、どこかで聞いたことがこれらの言葉はここから生まれてきました。
経済学の始まりともいえる彼の著書を通して、世の中の仕組みについて理解を深めていただけたら幸いです。
前回は、労働と賃金について触れていきました。
土地が私有財産化されることで、そこで働く労働者は分け前を要求され、渡した分け前は賃金となって労働者に返ってきます。
しかし雇い主と労働者の間の契約では労働者が明らかに不利であり、賃金が引き上がることはほとんどない構造が出来上がります。
しかし、労働者の需要と供給バランスが良い方向に向かう、つまり労働者不足になると、賃金が引き上げられたりすることもあります。
そんな労働と賃金についてまとめた記事が前回の内容となります。
今回のテーマは“富と資本”についてです。
資本と富の関係、はたまた資本と賃金がどのように関係しているかを読み解き、アダム・スミスが分析した労働が持つ5つの性質についてもまとめていきます。
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