アリストテレスが世界の事柄を整理して以降、天体の動きについては彼が唱えた天動説が主流となります。
この天動説を基に、地球を中心とした宇宙観を裏付けるべく、数々の学者が天体軌道の計算に挑んでいくことになります。
見かけ上は東に進んでいた天体が、急に向きを変え西に進んでしまうことなどもあり、軌道の計算は困難を極めます。
コペルニクスやガリレオが地動説を唱える以前、古代ギリシャには"地球は太陽の周りを回っているのではないか”と考える学者も多数いました。
しかしこの古代地動説は古代ローマのある学者によって否定されてしまいます。
その学者の名は"クラウディオス・プトレマイオス”。
古代天文学の集大成~プトレマイオスの天動説~