以前、ヨーロッパの陶磁器(主に磁器)の歴史にて紹介した“マイセン”。
マイセンが誕生するまで、白くつやのある磁器(白磁)を作ることができたのは、中国と日本でした。
17世紀ごろの西洋社会では、東洋からもたらされた白磁が絶大な人気を博し、城内を白磁で飾ることがトレンドとなるほどでした。
後にマイセンを開窯のきっかけを作るザクセン選帝侯アウグスト2世は、東洋の白磁に魅了された人物の一人です。
ドレスデンに所有したツヴィンガー宮殿には、有田焼を含む東洋磁器を収集し、まるで美術館かのような専用の部屋まで作られたそうな。
今回のテーマは、そんな欧州を魅了した磁器の一つ、“有田焼の歴史”をまとめていきます。
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