治療よりも予防をモットーに、薄毛に対しても予防を心がけている今日この頃。
まだハゲの前兆はありませんが、いつか必ずその時が来ると思っています。
なぜハゲるのか…?
具体的な対策は…?
現段階で分かっていることを、アウトプットがてら記事にしていこうと思います。
ハゲる理由としては、髪の毛の抜けるサイクルがおかしくなることが主な理由とされています。
早く抜けてしまう理由は、男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素と反応し、「ジヒドロテストステロン」という物質に変わってしまうからです。
この「ジヒドロテストステロン」が髪の毛の元となる毛母細胞の働きを低下させ、薄毛の原因となっているとされています。
しかし、ここで勘違いしてはいけないのが、「髪の毛が生えなくなるというわけではない」ということ。
あくまで髪の毛が細く柔らかくなり抜けやすくなっているだけで、髪の毛自体が生えてこないワケではありません。
つまり
・「5αリダクターゼ」の活動を低下させる
か
・髪の毛自体を太く強く
できれば、薄毛は解決できるというもの。
科学的に5αリダクターゼを阻害する薬や、髪の毛自体を太く強くする物質も分かっています。
それが「フィナステリド」と「ミノキシジル」です。
(両方とも第一類医薬品なので、薬局で薬剤師の説明がないと購入不可)
●フィナステリド
薄毛の治療を目的として米国食品医 薬品局(FDA)から承認されている、薬理学的治療のひとつです。(あと承認されているのは、次に紹介するミノキシジルのみ。)
もともとは、前立腺肥大症の治療薬として用いられていたフィナステリド。
副作用として発毛が認められたため、研究が進み「5αリダクターゼ」と「テストステロン」の結合を強く阻害する効果があることが分かりました。
※副作用
生殖能及び性欲減衰
女性における多毛症
出産年齢の女性には胎児にマイナスの影響があるため使用禁止
●ミノキシジル
1960年代から高血圧の治療薬として使用されてきた薬です。
投与直後からほぼ全ての人に対して多毛症が認められ研究の対象に。
その結果、部分的に作用するミノキシジルが開発され、男性型脱毛症治療としてFDAに承認されました。
ミノキシジルは血管拡張が主な作用です。
頭皮への皮膚血流を増大させ、より多くの酸素、血液、栄養素を毛包に到達させることができます。
※副作用
頻脈
皮膚の発赤
これらいずれか、もしくは両方の物質が含まれるものを継続的に使用できれば、薄毛は治療できるというわけです。
逆にそれらの物質が入っていない商品は、ほとんど効果が無いんじゃないかと思っています。
ただ、使うことによって肌のかゆみを抑え炎症を防いだり、髪の毛や頭皮への環境に気を使うようになったりするメリットのはあります。
その結果、炎症が改善されたり、血流などが良くなったりすることで、結果的に薄毛対策になることはあるかもしれませんね。
きちんとミノキシジルが配合され、日本国内で唯一「発毛」が認められているのは「リアップ」のみです。(自分の知る限り)
もちろんこれも薬剤師の説明が必要ですが、ネット購入であれば簡単な手続きで購入可能です。
まぁここまで書いたのですが、購入をオススメしているわけではありません。
重篤ではないにしろ副作用もありますし、これはあくまで最終手段の一つとして考えておきましょう。
では、普段の食生活などから薄毛の予防ができないものか?
と思って調べていたら興味深い論文を見つけたので次回ご紹介します。
次回記事▶(作成次第リンク)
ここまでの参考文献&サイト)
Efficacy and Safety of Finasteride Therapy for Androgenetic Alopecia
Molecular mechanisms of androgenetic alopecia
他