2022年の新語・流行語大賞は “村神様”だったそうです。
プロ野球ヤクルトスワローズの村上宗隆選手の活躍によって、SNSやニュースで多く取り上げられたことが受賞の要因だと言われています。
その他“宗教二世”や“キーウ”など世間を騒がせたキーワードたちが受賞しています。
これと同じようにオックスフォード英和辞典は、2022年の英語圏の流行語大賞を発表しています。
今回の記事では大賞を受賞した言葉を3つランキング形式でまとめていきます!
第三位「#アイスタンドウィズ」
第三位は「ハッシュタグ アイ スタンド ウィズ」です。
ハッシュタグも言葉に含めての受賞となります。
ある団体や特定の人物の意見に対して、自分や自分を含むコミュニティが同じ意志を持っていることを表明する際によく使われたワードです。
「#StandWithUkraine」や「#IStandWithUkraine」などとして使われています。
SNSや新聞、雑誌、著書を対象とした調査によると、2022年3月頃、ロシアとウクライナ間での戦争が注目された頃から使われ始めたそうです。
第二位「メタバース」
第二位は「メタバース」です。
主にソーシャルメディアで多く使われており、前年と比べると4倍もキーワードの出現回数が多くなっていることが分かっています。
およそ一年前の、2021年10月28日にフェイスブックが社名を変更したことも大きな要因と考えられています。
また、メタバースと関連して、Web3、NFT、バーチャル、クリプト、ビルドなどの単語も良く使われていることも明らかになっています。
Web3が身近に迫っていることが感じられるキーワードですね。
メタバースやNFTについてはコチラの記事で詳しく説明しているので、もし興味があれば遊びに来てください。
第一位「ゴブリンモード」
堂々の第一位に輝いたのは「ゴブリンモード」です。
なりふり構わず、貪欲で怠惰に、自己満足を追求する意味のスラングとしてよく使われたそうです。
新型コロナウィルスによるロックダウンが緩和された頃から、キーワードの使用頻度が急上昇しました。
普通の生活に戻ることを拒否したり、理想の高い美的なライフスタイルに反対するように使われています。
オックスフォードコーパスが捉えたゴブリンモードのイメージはこのような感じです。
“Goblin mode is like when you wake up at 2am and shuffle into the kitchen wearing nothing but a long t-shirt to make a weird snack, like melted cheese on saltines”
“ゴブリンモードとは、夜中の2時に起き、だらりとしたTシャツだけを身に着けキッチンに足を運び、溶けたチーズを何かにのせた変なスナックを作るようなもの”
文章からだらけ具合がにじみ出てきますね……。
まとめ
日本語の流行語とは違う、別言語の流行語も面白いですね。
#アイスタンドウィズはウクライナ状勢など、政治的、地政学的な要因によってランキング入りしたように感じますね。
それ以外でも自分の意見が誰かの意見と同じ場合によく使うこともできそうなので、ボキャブラリーのひとつとして覚えていて良さそうです。
メタバースはやはりフェイスブック社が“メタ社”に社名を変更したことのインパクトは強いと感じられます。
残念ながら自前のメタバースは不評だったようですが、Web3が民間に浸透するきっかけにはなっているでしょう。
ゴブリンモードはスラングなので私たちにとっては聞き慣れない言葉だったかもしれませんね。
自分もゴブリンモードになるときがありますが、その分どこかで節制できれば丁度良いストレス発散になると思います。
たまにはゴブリンになっても良いですよね。