ヒ素は地球上に幅広く分布している物質のひとつです。
毒入りカレー事件をきっかけに、その毒性は一般にも広く知れわたることになった元素でもあります。
無味無臭、無色であるヒ素の毒は、古代ローマの頃から暗殺の道具として使われてきました。
意外なことにヒ素は、ワカメやひじき、エビやカニなどの海産物やキノコなどに多く含まれています。
硫化物など鉱物として存在する無機ヒ素が風化し、山から川へ、川から海に流れ出る過程で植物や生物に蓄積されていくためです。
しかし海へ流れ出るまでの間に自然の浄化作用によって有機化合物になるため、海産物などを食べたとしても人体への影響は無視できるとされています。
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