本日は久しぶりに時間があったので「花まる学習会の育て方」という子育てに関する本を読みました。
自分達の塾と方針や考え方が似ていたので、思わず一気読みしてしまいました。
将来「自分でメシが食える大人」をコンセプトに、幼少期~思春期の子どもに対しての接し方が書かれています。
今回から数日、要約と共に学んだことをアウトプットしていきます。
第1章 お母さんとお父さんが心得ること
第2章 我が子をどのように育てたいのか
第3章 幼児期の子どもへの接し方と勉強のさせ方
第4章 思春期の子どもとの距離の取り方と学ばせ方
本日は第1章です。
【第1章 お母さんとお父さんが心得ること】
幼児期は落ち着きがなく、振り返りもできなく、反省もできなく、切り替えが早い。
それを受け入れない限り、大人はいつまで経ってもイライラしてしまう。
だからこそ、幼児期には色んな出来事(悪い事)も含めて、経験の土台を作る必要がある。
「つのつくうちは神の子」というように、ひとつ、ふたつ・・・ここのつの年齢までは、あまり大人が介入する必要はない。
幼少期を過ぎ小学校高学年になと思春期が訪れる。
体や心の成長に連れて、接し方を変える時期がくる。
この頃になると、「大人の本音」が聞きたくなる年頃になる。
「どんなことが儲かるのか」「誰が一番強いのか」・・・など具体的なことを通じて、自分の未来をなんとなく考えるようになる。
思春期の男の子は、父親主導で子育てすることがオススメ。
二人でキャンプに行ったり仕事を手伝わせたりと、一時的に母を離れ、男として接する時間を作るべき。
反抗期は大歓迎。
母に対して酷い言葉遣いをする時期でもあるが、本心では認めて欲しい事の裏返し。
逆に、思春期の女の子と母は後輩と先輩の関係。
父と結婚して良かったのか、本当に幸せなのか・・・
本音トークで、自分の将来と重ね合わせたりする時期。
母と娘だけの秘密を共有したり、母にだけなら話せることが出てくるなど、こんな関係ができるといい親子関係が築けている状態。
関係が悪い家庭の多くは、親が変わることができずいつまでも幼少期扱いしてしまうパターンが多い。
上から目線で接してしまい、関係が深まることのない思春期を過ごすと、大人になっても関係が薄い状態になることも少なくない。
母は、ひたすら笑顔で子どもを受け入れるスタンス。
お母さんの笑顔や美味しいご飯がある「帰る場所」があるからこそ、子どもは外で頑張ることができる。
外での頑張りを認め、自分から余計な詮索をしないことで、自立できる人間への基板ができる。
父は、孤独な子育てを続ける母を支えるスタンス。
「夫は黙って背中を見せる」というのは時代遅れ。
そう言う父母は一見幸せそうに見えても、家庭内ではイライラしていることが多い。
「いつも大変なのにありがとう」など、母の子育ての頑張りをねぎらう言葉をかける必要がある。
それができないのであれば、日常の出来事や些細な愚痴など相手の話を聞いてあげるのも良い。
第1章まとめ
・つのつく年は干渉し過ぎない
・幼児期と思春期では違う生き物と考える
・思春期では男子は父と、女子は母と共に成長する
・育児は母主体。父の役目は母を支えること
干渉し過ぎないことで、子どもがどのように学んで行くのかなどは後の章で分かっていきます。
ちなみに、夫婦や恋人関係を円満にする夫が手伝うべき家事は、食器洗いや洗濯物を干したりすることだそうです。