【前回記事】
この記事ではアダム・スミスの国富論を読み解いていきます。
見えざる手、自由放任主義……、どこかで聞いたことがこれらの言葉はここから生まれてきました。
経済学の始まりともいえる彼の著書を通して、世の中の仕組みについて理解を深めていただけたら幸いです。
前回は、“富裕の進歩”についてまとめていきました。
都会と田舎が相互に影響し合う関係が、国家の富を生み出すと分析したスミス。
秩序によって保たれた自由が、市場のバランスを保つ要因であることを述べました。
今回からまとめていく第四編は、経済学の根幹を成す、“政治経済学”についてまとめられています。
これまで述べてきた、政府、人民、商業、貨幣、資材などを踏まえながら、経済学の目的について彼が述べた内容に触れていこうと思います。
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