今回はヤコブ→モーセと続き、モーセの後継者ヨシュアについての話です。
【関連記事】
・ヨセフ(全1話)
・モーセ(全4話)
モーセは、神から約束された地カナンにたどり着く直前にこの世を去りますが、後継者としてヨシュアを選びました。
ヨシュアは、モーセが死の間際いカナンの様子を伺うために送った偵察隊の一人でした。
この時カナンという国は、悪の塊のような町でした。
自分の息子や娘を火で焼き生贄にしたり、家を建てる時の人柱として幼児を生きたまま埋めたり、呪いや口寄せなども盛んに行われていました。
特に目についた罪は、乱交、近親相姦、同性愛など性的な罪でした。
(かつて神に滅ぼされた町ソドムとゴモラに似ている感じですね。)↓
偵察隊の多くは、町がこのような状態ではとても移住できないと伝えていました。
この中でヨシュアは、
と提案したのです。
この言葉を聞いたモーセは安心し、彼を後継者として選び間もなく息を引き取ります。
こうしてヨシュアたちイスラエルの民は、カナン奪還へと動きだすのです。
続く…。
【呼称の変更】ヘブライ人→イスラエル人(の民)
今まではモーセ達一行を
と書いてきました。
今回のカナン奪還の話に入るに当たり、ヘブライ人の呼称を、
と変更して書いていきます。