【前回記事】
この記事ではアダム・スミスの国富論を読み解いていきます。
見えざる手、自由放任主義……、どこかで聞いたことがこれらの言葉はここから生まれてきました。
経済学の始まりともいえる彼の著書を通して、世の中の仕組みについて理解を深めていただけたら幸いです。
前の記事から第五編に突入し、主権者や国家の経費についての内容をまとめていきます。
前回は、“防衛費”について触れていきました。
スミスは、主権者の義務の一つは国を守ることであると述べ、防衛の必要性を主張しました。
戦争技術が発達していく中で国家の存続と拡大をするには、火器や訓練が必要であり、そのために経費や戦争が継続する際の費用などが防衛費として計上されていくとされています。
そんな軍事的な内容に対して今回は、国内の政治にかかわる経費(司法費)についてまとめていきます。
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