方法を学ぶ前にすべきこと

この記事は、漫画家かいちが創作について研究するサークル「かいちの創作研究室」から転載してお贈りしています。

かいちの創作研究室｜かいち / 漫画家です漫画家かいちが、創作について研究するサークルです。毎日記事を投稿しています。1500字程度の文字数で、かいちが今考えているnote.com

おはようございます！
10時に起きてしまったかいちです！
徐々に生活リズムがおかしくなってきております。今日早寝して調整したいです！

さて今日は、

「大事なのは方法を知るよりもできる自分になること」というテーマでお話します。

最近のYouTubeを見てると本当によく見かけるのですが、「〇〇する方法」とか、「〇〇しない方法」とかが付いているタイトルの動画がたくさんありますよね。世の中って結構そういう情報で溢れています。大半の人は悩みを抱えていて、解決する方法を知りたがっています。「朝早く起きる方法」とか、「お金を稼ぐ方法」とか、「好きな人と付き合う方法」とかですね。発信する側も、そういった情報に需要があるから、「〇〇する方法」を発信するわけです。

しかし、当たり前ですが、どれだけ効果のある方法を知ってもそれを実践できなければ意味がありません。もっと言うと、実行、失敗、改善を繰り返し継続できなければ、得た知識は何の役にも立ちません。よく言われるのは、「行動するのは100人に1人、その中で継続するのは100人に1人。1万人のうち1人しかやり続ける人はいない」というセリフ。1万人のうち、たった1人しか継続できる人がいないんですって。つまり、いくら「お金を稼ぐ方法」を知ったところで、実際にお金を稼げるようになる人は1万に1人しかいないってことですね。

ここまで読んでいただくと、ボクらに本当に必要なのって、方法を知ることよりも、それができる自分になることだと思いませんか？行動できない人はまず、行動できる自分になるべきだし、継続ができない人は、継続できる自分になることがスタートラインだと思うわけですよ。

ボクは継続が大の苦手でした。ひとつの物事を毎日継続するのが本当に苦手でだったんです。漫画家志望で出版社に通っていた頃、当時の担当編集さんから出された課題がありました。「プロの漫画家の原稿を1話分トレースして、毎週送ってきなさい」ボクがあまりにも絵がヘタクソだったので出された課題でした。画力には、雑誌に掲載できるレベルというのがあるみたいで、この基準をクリアしなければ雑誌連載は絶対にできないという状況でした。そんな中、ボクの画力は致命的ともいえる幼稚レベルだったわけですが、ボクは担当さんから与えられた課題を2ヶ月足らずで放棄してしまいました。漫画家を目指しているのに、「ここをクリアしなければ漫画家には絶対なれない」というところをクリアしにいかなかったのです。そのくらいボクは継続することが苦手でした。

Twitterやブログで発信を始めて、いろんな情報に触れて知りました。「天才と呼ばれている人たちは実はみんな、ただめちゃくちゃ継続しているだけ」ということを。言い換えれば、継続力がなければボクは一生天才にはなれないということでした。発信を始める少し前からボクの意識は確実に上がっていたので、漫画家志望の頃と違い、なんとかできない自分と向き合いました。まずは「継続できる自分」にならなければと思い、毎日漫画をTwitterに投稿しました。結果今では、Twitterに毎日漫画を投稿して173日が経過しています。毎日漫画で「継続できる自分」になることができたので、継続することが苦ではなくなりました。今度は、「毎日女子」という企画を始めました。毎日女子を描くという企画なのですが、こちらは現在、113日間継続中です。

ボクは継続できなかった自分から、継続できる自分になることができました。継続できる自分になることで始めて、「〇〇の方法」を活かすことがでます。

まずは、行動できる、継続できる自分になること。情報収集をして活動に役立てるのは二の次だよ。というお話でした。

さて、ここからはボクの個人的な話です。

ボクは今、創作漫画を描くことができません。確実にいちばんやりたいことであるはずなのに、なぜか描かないのです。ということは、今の記事でも書いたとおり、まずは「創作漫画を描ける自分」になることが重要ですよね。そこである実験をしようと思っています。

昨日の記事では、「自分をコントロールする2つのポイント」というテーマで記事を書きました。そこでも少し書いたのですが、創作できない自分をうまくコントロールするために、創作中のライブ配信をしようと思います。ライブ配信をすることで監視の目がつきますし、創作に詰まったら視聴者さんに助けてもらうこともできます。

早速昨日、2時間ほどやってみたのですが、めちゃくちゃ効果があったと実感しています。監視の目がつくことで、他のことに気を取られることがなくなりました。例えば無駄にスマホを触ったり、YouTubeを眺めたりという行動をとらなくなったのが個人的に大きな効果です。「人に頼る」の部分に関しては、ボクの力不足で実現はできませんでした。思うように人が集まらなかったり、アドバイスをいただけるほどわかりやすく物語の内容を説明できていなかったりと、原因は様々です。

これがどういった結果になるかわかりませんが、しばらく続けてみようと思います。これで、創作漫画が描けるようになったら、面白いですよね？人間は成長する生き物です。ボクは今年で29歳になりますが、未だに成長が止まらないので、今回もきっと大丈夫だと思います。成長していくボクを楽しんでいただけたら嬉しいです。

それでは今日はこの辺で！