というワケを意を決したワタクシは、
アマゾンでイナゴの甘露煮を探すこととした。
今やイナゴは草原ではなく、『アマゾン』で調達する時代というのが、シャレが効いて(草原→アマゾンというコトね。)るなと一人でヒクヒクと薄ら笑い(汗)。
正直、1パックを丸ごと食べ尽くす勇気など毛頭なかった。
でも、大のクワカブ(クワガタ&カブト)好きの息子が
「クワカブは自分にとって『仲間』だからイヤだけど、
イナゴだったら食べるのを手伝うよ。」
と背中を後押ししてくれた影響が大きい。
ウチの息子、ちなみにマヨネーズ、ケチャップ、ワサビ、生姜、ニンニクなどの調味関係はとことん苦手で寿司ですら醤油&ワサビを付けずに食べる「素材を楽しむ」主義のツワモノである。
しかも彼ときたら、既に海外旅行(グァム)からのお土産でコオロギの乾燥チップスを幼少期に食べた経験があるので、この分野ではワタクシの先輩なのだ。
こんな地方都市ではこんな突飛な思い付きで食用イナゴなど手に入らない。
その点、アマゾンは便利である。
ちょっと検索すれば、瞬く間に全国のイナゴの甘露煮が所狭しとたくさん表示されてきた。
値段は1,000円以下のものが結構ある。
でも、如何せん、こんな北国に住んでいると離島扱いにされてしまい、送料の方が高くつくことも少なくない。こんな所でも田舎暮らしの「情報格差」ぶりを痛感させられる。首都圏よりも新たなチャレンジにコストが余計にかかるのだ。
で、検索すること小一時間。遂にコレに決めた。送料込みで1,000円弱である。
ちなみに「イナゴの甘露煮」を検索するようになってから、
アナタへのお薦め商品として「ワニのステーキ」とかが表示されるようになった。
きっと世間的には同程度の「ゲテモノ具合」なんだろうなwww
何とかアマゾンで注文ボタンを「ポチッとな」してしまった自分は、
新たな殻を破った恍惚感
に浸ってしまい、その様子を自身のTwitterで呟いてしまう。
通常、ツイートには、20~40くらいの「いいね」をいただくことが多い。
しかし、このTweetに関しては「いいね」は7件という、あまりもの「非共感ぶり」を痛感した。
確かに「イナゴの甘露煮」の写真を見て、そんな写真に共感したい人なんてあまりいるワケじゃないが、自らの「立ち位置」が孤独であることを思い知った。
予定では、この注文した「イナゴの甘露煮」は長野で製造され、土曜日に到着することになっていた。
コレを食べるという現実味よりも、とりあえず注文したという達成感の方が正直、尊かった。
だから到着まで待つことをむしろ堪能したいところであった。
だが、折角の金曜日、帰宅してみると、
じゃじゃじゃ~ん!
ヤツは来ていた。